クルマ界の一発屋ばかり!? おもしろ過ぎるギミックの車3選
常識を覆したドアを採用したモデルとは!?
●BMW「Z1」

日本でバブル景気絶頂期だった1989年に、BMWから奇抜なデザインの「Z1」が発売されました。
一見、ただのオープン2シーターのスポーツカーですが、この1台のためだけに、さまざまなアイデアが盛り込まれています。
屋根はオーソドックスな幌タイプですが、ドアは開けるのではなく、電動で下方向に格納されるというギミックで、サイドシル部分が高くなっており、そのスペースにドアが完全に埋没するカタチです。
さらに、スチール製のシャシにプラスチック製のボディパネル装着する構造の車体となっていて、着せ替え(色替え)ができるというのも斬新でした。
日本ではBMWから正規に販売されませんでしたが、とにかく景気が良かったという背景もあり、並行輸入やアルピナがチューニングしたモデルが正規輸入されています。
希少なクルマですが、いまも中古車として流通しているので、興味がある人は検索してみてください。なお、30年前のクルマなので、ドアのギミックにはトラブルが出やすいようです。
※ ※ ※
今回、紹介したユニークなギミックは、広まることはほとんどなく、いまは消えてしまっています。
数少ない例では、フェラーリがウインドに近い機構を採用していますが、もっと複雑なものとなっています。
近年、このようなユニークなギミックはほとんど見られなくなってしまったこともあり、当時の技術者魂には感服するしかありません。
Writer: くるまのニュース編集部
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