雪でクルマが立ち往生! 脱出時の対処法や備えておきたいグッズとは

スリップやスタックしたときに役に立つ便利グッズとは?

 緊急事態への備えができていればいいのですが、そのような準備ができていないケースもあるでしょう。クルマに積んでおくと役に立つ便利グッズについて聞いてみました。

大雪でクルマが立ち往生
大雪でクルマが立ち往生

●捨ててもよい古い毛布

 スリップやスタックしたときに、タイヤと路面にはさむ物として最適なのが、古い毛布などです。普段はラゲッジルームのフロアを直接汚さないために敷いておけばいいと思います。

 突然のスリップやスタックで使って汚れてしまっても最終的には捨ててもいいものなら、経済的にも負担が少ないです。

 カーグッズ量販店などでは、事態専用の「スノーヘルパー(樹脂製の脱出用板)」なども販売されています。

 平べったい形状なので、それほど場所を取らないですし、雪だけでなく、砂や泥などでスタックした場合にも有効です。

●けん引ロープ

 クルマが雪に突っ込んでスタックしてしまった場合や、側溝などに落ちてしまった場合、近くにほかのクルマがいればけん引してもらうことで脱出できるケースもあるので、けん引ロープを準備しておいても損ではないでしょう。

 けん引ロープはカーグッズ量販店や通販サイトなどでも数千円で購入でき、荷室に入れておいても場所も取りません。

 普通のロープは急な負荷で切れてしまったり、取り付け場所によってはボディが変形してしまうこともあるので、けん引するための道具がなければ、JAFなどのロードサービスを呼ぶのが安全です。

●車載用スコップ

 スリップやスタックした場合など、タイヤ周辺の雪を除き、掘り起こすのを素手でおこなうのはなかなか大変です。いまではコンパクトに折りたためるスコップも多く売られている、洗車道具などと一緒に積載しくと、万が一のときに活躍してくれると思います。

※ ※ ※

 万が一、雪で立ち往生したときのことを考慮して、さまざまな対策や事前に準備をすることが大切です。

 積雪が予報されているときにスタッドレスタイヤやタイヤチェーンの準備がなければ、クルマに乗らないのが一番の対処法だといえるでしょう。

【画像】大雪のときの運転で気を付けたいこととは?

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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