元警察官が激白!? 交通違反時に多い5つの言い訳

なぜそれをいう? 違反者がいいがちな意外な言い訳とは

●その4:「隠れて取り締まりをするなんてズルい」「卑怯なやり方ではないか」

 警察官が隠れて交通違反の取り締まりをすることに対して、「ズルい」「卑怯だ」という声は、実際に取り締まりを受けた人だけでなく、取り締まりを受けていないドライバーからも挙がることがあります。

 しかし、警察官も意地が悪いからやっているのではなく、交通事故を未然に防ぐため取り締まりにあたっています。その道路を走行するドライバーの普段の運転状況を確認するのが、目的のようです。

「ズルい」「卑怯だ」というのは、前述の「タイミングが悪かった」「運が悪かった」とも似た、自己中心的な発想といえなくもありません。

●その5:「自分は地域に貢献しているのに、なぜ取り締まりを受けなければならないのか」

 元警察官のAさんによると、意外にもこのような言い逃れが多かったといいます。とくに年配の人に多く、「自分は見守りパトロールや学区での旗振りをはじめとした地域のボランティア活動で貢献しているのに」という主張だといいます。

 コミュニティによっては、こうした社会貢献に熱心なひとや、そもそも警察官と違反者が顔なじみだったという場合もあるといいますが、交通違反行為に対してはどの人にも等しく対処されるべきといえるでしょう。

交通違反者がよくいう言い訳とは
交通違反者がよくいう言い訳とは

 交通状況は日々変化を続けていることから、道路交通法をはじめとした各種法律も、現実の状況にあわせて適宜改正がおこなわれています。

 なかでも、私たちにとって身近な改正内容のひとつとして、2019年12月1日に施行された「ながらスマホ」に対応した改正道路交通法が挙げられます。

 自動車などの運転時における携帯電話使用などに係る交通事故件数は、2008年の1299件から、2018年は2790件へと2倍以上に増加していることから、今回の改正では携帯電話使用等に対して、罰則の強化や違反点数の引き上げがおこなわれました。

 スマホや携帯電話などでの通話や、スマホやカーナビの画面などを注視する行為をおこなった場合の「携帯電話使用等(保持)」では、罰則が改正前の5万円以下の罰金から、改正後は6か月以下の懲役または10万円以下の罰金となります。

 反則金は、改正前の【大型:7000円】【普通:6000円】【2輪:6000円】【原付:5000円】から、改正後は【大型:2万5000円】【普通:1万8000円】【2輪:1万5000円】【原付:1万2000円】に引き上げられ、違反点数も改正前は1点だったものが、改正後は3点になります。

 一方、携帯電話の使用などにより、道路における交通の危険を生じさせた場合の「携帯電話使用等(交通の危険)」の罰則では、改正前の罰則は3か月以下の懲役または5万円以下の罰金だったものが、改正後は1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。

 そして改正後は刑事罰の適用対象となるほか、違反点数が2点から6点に変更されることから、免許停止処分の対象となります。

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 ながらスマホだけでなく、一時停止や制限速度の遵守など、日々交通安全意識を高く持ち続けることが必要といえるでしょう。

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Writer: くるまのニュース編集部

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