年度末に出回る「格安新車」!? 「登録済み未使用車」とはどんなクルマ?
落とし穴に注意? 登録済み未使用車のデメリットとは
登録済み未使用車には、納期が早いというメリットもあります。新車は受注生産やオーダー待ちがあるため、契約してから数か月以上待つことがあり、人気車種では1年以上待たなければならないケースもあります。
それに対し、登録済み未使用車はすでにナンバープレートが交付されており、普通車であれば車庫証明を取得後、名義変更の手続きをするだけで納車が可能です。
また、軽自動車であれば名義変更の手続きのみで納車が可能となるため、より早く乗り始めることができます。
では、登録済み未使用車のデメリットは何でしょうか。
まず、車検期間についてです。新車を購入した際、次回の車検は購入日から3年後になります。しかし、登録済み未使用車では、使用しているかどうかに関係なく登録日からカウントが始まるため、展示期間も車検の有効期限に含まれます。
このため、もし登録日から1年経過したクルマを購入した場合、車検は2年後となってしまいます。なかには2年以上売れ残ってしまうクルマもあり、この場合は残りの車検が1年しかありません。
時間が経っているクルマほど購入後にすぐに車検が来てしまうため、購入前には登録してからどれくらい経過しているのか確認することが大切です。
また、装備やグレードが選び直せないこともデメリットでしょう。新車同様の状態を安く購入できる魅力がありますが、グレードや装備が選択されて出荷されたクルマのため、自分好みに変更することができません。
仮に、探していたボディーカラーに合致する車両があったとしても、オーディオやオプション装備などほかの条件も含めすべてピッタリのクルマを見つけるのは難しく、妥協せざるを得なくなってしまいます。
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登録済み未使用車は実質中古車扱いになってしまうため、新車を検討している人のなかには抵抗がある人も多いようです。しかし、未使用であることに変わりはなく、自分の希望通りの条件であれば、とてもお得に購入することが可能です。
とくに決算月の3月や、中間決算月の9月の翌月には、登録済み未使用車が出やすくなるといいます。
販売店や時期によって出回るクルマは常に変わっていますが、新車を検討しているユーザーにとっても、見逃せない選択肢のひとつといえそうです。
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