年度末に出回る「格安新車」!? 「登録済み未使用車」とはどんなクルマ?

ディーラーや中古車販売サイトなどでよく見かける「登録済み未使用車」とは、どんなクルマなのかご存じでしょうか。いまいち正体の分かりにくい登録済み未使用車についてご紹介します。

新車同様なのに安い!? でも少し不安? 登録済み未使用車とは

「登録済み未使用車」とは、以前は「新古車」などとも呼ばれていたクルマです。しかし、購入者に分かりづらいということから、最近では登録済み未使用車、あるいは「届出済未使用車」と表示されています。

 新車との大きな違いは、すでに陸運局での登録がされていることです。このため未使用ながら所有者が存在し、ナンバープレートも交付されています。

 なぜ購入者が決まっていないのに「登録済み」とされているのでしょうか。また、メリットやデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

登録済み未使用車のメリット・デメリットとは?
登録済み未使用車のメリット・デメリットとは?

 登録済み未使用車が存在する理由のひとつ目は、各メーカーの新車の目標販売台数との関係です。メーカーは各ディーラーや取扱店に販売台数のノルマや目標を振り分けており、その目標台数を達成した販売店には報奨金のようなものが支払われることがあります。

 事前に「100台販売すれば〇〇万円の報奨金」などと契約を交わしているケースもあり、各販売店は報奨金のため目標台数まで販売台数を伸ばそうと努力しています。

 しかし、時にはどうしても目標台数に届かないこともあります。この場合、販売店が自ら所有者となって新車を購入し、販売台数のカウントに加えることで目標達成に近づけるという方法をとることがあるそうです。

 購入したクルマは「登録済み未使用車」として、新車価格より値引きして展示・販売されます。たとえ数十万円の値引きをおこなっても、それを上回る報奨金が貰えることを考えれば、販売店にもメリットがある方法といえます。

 ふたつ目は、新車の登録可能期間が関係しています。まず、メーカーの製造工場から出荷されたクルマには、「完成検査終了証」というものが発行されます。

 この完成検査終了証は、発行から9か月を過ぎた時点で失効してしまうため、未使用の新車在庫を抱えている販売店は9か月が過ぎる前に販売する必要があります。

 しかし、購入者が現れなかった場合、販売店自らが所有者となり登録を先に済ませることで、完成検査終了証の失効を避けることができるのです。

 万が一、9か月を過ぎて失効してしまった場合でも、再度検査を受けることで登録が可能になりますが、検査費用が増えることや検査証が発行されるまでの期間が1か月から2か月もかかってしまうため、多くのデメリットが発生してしまいます。

 以上が、登録済み未使用車というクルマが存在する理由とされています。

 では、登録済み未使用車を買う際のメリットは何でしょうか。実は、販売店にだけでなく、ユーザーにも多くのメリットがあります。なかでも、もっとも大きいメリットは価格です。

 未使用車といえど一度でも登録をしてしまったクルマは、購入者は2人目のオーナーとなるため、実質中古車扱いとなります。

 一般的に新車価格よりも十数万円ほど安く購入することができるといわれており、これは重量税や自賠責などの初期費用がすでに支払い済みになっていることも関係しています。

 中古車販売店「ガリバー」を運営する、株式会社IDOMは次のように述べています。

「登録済み未使用車は、未使用とはいえ中古車であるため、新車よりも価格が安く設定されています。

 元々のクルマの値段にもよりますが、100万円以下の軽自動車の場合は新車の相場価格より10%ほど、もう少し高いセダンやSUVでは、新車より20%ほど安く設定されていることも少なくありません。

 また、ガリバーでも登録済み未使用車を取り扱っていますが、人気があり、すぐに売れてしまうケースが非常に多いです」

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