過去のホンダはイキオイがスゴかった!? 名エンジンを搭載したホンダ車5選
和製スーパーカーが世界を変えた!
●NSX【1990年発売】
1980年代の終わりからF1で常勝となっていたホンダは、世界に通用するスーパースポーツカーを目指し、1990年に初代「NSX」を発売しました。
最高出力280馬力(MT車)を発揮する3リッターV型6気筒DOHC VTEC「C30A型」エンジンを、世界初のオールアルミモノコック・ボディのリアミッドシップに搭載。
車重1350kg(MT車)と軽量な2シーターのピュアスポーツカーで、当時、スーパーカーとして君臨していた、3.2リッターV型8気筒エンジンを搭載するフェラーリ「328」を越える走行性能を目指して開発されました。
NSXは空気を切り裂くようなスタイルも相まって「和製スーパーカー」と呼ばれたほどで、日本のバブル経済という背景もあったため、人気を博します。
現在のNSXは、最高出力507馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒DOHCツインターボエンジンに、3基のモーターを組み合わせた「SPORT HYBRID SH-AWD」で、システム最高出力581馬力を誇り、まさに日本を代表するスーパーカーであり続けています。
●シビック タイプR【2017年発売】
ホンダが展開する高性能グレード「タイプR」シリーズ第3弾として1997年に登場した初代「シビック タイプR」は、シビックSiRをベースにエンジンやサスペンションをチューニングしたモデルです。
サーキット走行を視野に入れて開発され、快適装備を省くなどで軽量化をおこない、一般道での乗り心地を無視するほど非常にスパルタンなクルマとして人気となります。
代を重ねて、現在の5代目シビック タイプRは、これまでの手法とは異なり、シビックハッチバックと同時並行に開発され、サーキット走行と一般道での快適な走行の両立を目指した、新時代のタイプRです。
最高出力320馬力の2リッター直列4気筒DOHC VTECターボエンジンを搭載し、これほどの高出力をフロントタイヤだけで路面に伝達。2017年4月にはドイツの「ニュルブルクリンクサーキット」北コースで7分43秒のタイムを叩き出し、当時の市販FF車最速を記録します。
一方で、走行モードの切り替えによって、一般道ではリラックスして運転できる滑らかな操縦感覚と、同乗者にも快適な乗り心地を実現しているのが特徴です。
なお、2019年モデルの販売は終了していますが、2020年モデルの登場が、近くアナウンスされると思われます。
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現在、ホンダの売れているモデルというと、軽自動車とコンパクトカー、SUVで、過去に比べ大人しいイメージが定着してしまいました。
しかし、ホンダはいまもF1に参戦し、前述のNSX、シビック タイプR、「S660」と、スポーツカーをラインナップするメーカーです。
かつてのシビック タイプR(EK9型)のような比較的安価なモデルがあれば、いうことは無いのですが、時代の流れか高額化してしまったのは残念です。
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