フルラッピングはスーパーカーでは常識!? 高額なクルマほど元色が大事な理由とは
フェラーリやランボルギーニといった高級スーパーカーの世界では、2010年以降からフルラッピングが流行しています。高額なスーパーカーをフルラッピングする理由とは、何なのでしょうか。
奇抜なカラーのスーパーカーが急増中!? そのボディ色はホンモノ?
街なかで見かけるフェラーリやランボルギーニのなかには、ショッキングピンクやメッキゴールドなど、奇抜なカラーのクルマを見かけます。それらの車両の多くが、じつはフルラッピングしたものです。どうしてスーパーカーオーナーは、愛車をフルラッピングするのでしょうか。
そもそもラッピングは、飛び石などからボディを守るためのプロテクションフィルムに由来しています。
ポルシェ「911ターボ」(930型)の張り出したリアフェンダーには、フロントタイヤからの飛び石で傷がついてしまわないように、黒い特徴的なプロテクションフィルム、通称ストーンガードがついていました。
スーパーカーオーナーのなかには、仲間同士でツーリングを楽しむ人もたくさんいます。そのとき、スーパーカー同士で一緒にツーリングすると、速度に関係なく前方を走るスーパーカーから飛び石を受けるケースがあります。
なぜなら、スーパーカーの後輪タイヤ幅は広いからです。
そのため、かつてはフロント部分にだけ透明のプロテクションフィルムを貼っているスーパーカーをよく見かけました。
アストンマーティンなどは、英国本国でフロント部分に透明のプロテクションフィルムを貼った状態で日本に導入されます。これは、車両の移動などの際に傷がつくのを防ぐためで、ボンネットフードの半分しか貼られていないこともあり、納車後には剥がしてしまってもよいでしょう。
最近のスーパーカー業界におけるラッピングの流行りは、こうした透明のプロテクションフィルムから、個性的なカラーへと変化しました。
その理由は、リセールとより目立つためというふたつの理由があります。このふたつの理由とはいったいどのようなものなのでしょうか。
今は奇抜な色のラッピングは入庫拒否される!
スパーカーオーナー談ね!