【世界最高燃費?】トヨタ新型「ヤリス」の燃費・価格が判明! 最短納期は3月か
なぜ「ヴィッツ」は「ヤリス」に名称変更されるのか?
新型ヤリスの外観デザインは、「B-Dash!(ビーダッシュ)」をコンセプトとしました。
「BOLD(大胆)」「BRISK(活発)」「BOOST(加速)」「BREAUTY(美)」などのBに加え、「BULLET(弾丸)」のようにダッシュして「力」が凝縮され、いまにも走り出しそうな躍動感を表現したとトヨタは説明します。
新型ヤリスのボディサイズは全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mmで、ヴィッツより全長が5mm短くなっていますが、全幅と全高は同じです。
新型ヤリスのヘッドランプはシャープな形状とし、スポーティな印象になりました。フロントバンパー下部の開口部を大型化することで、力強いフロントマスクを表現しています。
さらに、ボンネットにキャラクターラインを設けて動きのあるデザインを実現しました。
ヘッドランプの上面やグリル中央には、立方体(キューブパターン)のような柄が入っています。よく見ると「YARIS」の「Y」を意識したグラフィックで、遊び心を詰め込んだといいます。
リアビューにおいて、上部はリアウインドウとリアコンビランプをひとつにまとめた特徴的なデザインで、バンパーはタイヤの張り出しを際立たせる造形でスタンスの良さをアピールしています。なお、新型ヤリスのアンテナはシャークフィンになります。
内装は、「SPORTECH-COCOON(スポルテック・コクーン)」をキーワードに、ムダをそぎ落として広さと快適さを確保し、運転に集中できる空間としました。
ハンドルはヴィッツよりも小さくなり、広くてスポーティな室内を実現。また、インパネ中央のディスプレイは、最近のトヨタ車に採用されている大型モニターが装着されます。
若い女性をメインターゲットとする新型ヤリスではワンランク上の質感を目指し、シートの素材にファッションやインテリアに用いられるツイードのような華やかな素材を採用。厚みを感じさせるジャージ素材にラメプリントを施しています。
また、ドアトリムに、ソファーなどに用いられているフェルト素材を初採用し、ファブリックのようなパターンをプリントして温かみのあるデザインとしました。
安全装備については、トヨタ初となる高度駐車支援システム「Toyota Teammate[Advanced Park(パノラミックビューモニター機能付)]」や、交差点右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知対象として「Toyota Safety Sense」を、エントリーグレード以外の全車に標準装備しています。
機能面では、スマートフォンと連携する「ディスプレイオーディオ」を全車標準装備するとともに、楽に乗り降りできる「ターンチルトシート」をオプション設定しました。
そのほか、1500Wのアクセサリーコンセントをハイブリッド車にオプション設定。家庭用と同じコンセントを通じて電化製品が使用できるほか、停電時などの非常時には発電機として使用することができます。
ヤリスという名称は、ヴィッツの海外名として使われていましたが、今後は国内外ともにヤリスとして統一されることになります。
トヨタの豊田章男社長は、2019年10月16日に新型ヤリスを世界初公開したときに、次のようにコメントをしています。
「ヴィッツを始めとするひと昔前までのコンパクトカーは、主にセカンドカーとして使われていました。しかし、今回の新型ヤリスはコンパクトカーの概念を打ち破るために、ファーストカーとしても乗れるクルマにしたいという想いで車名を『ヤリス』に変えました」
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各社からさまざまなコンパクトカーがラインナップされており、日産「ノート」やホンダ「フィット」、マツダ「デミオ」、トヨタでも新型ヤリスのほかに「アクア」などがあります。
とくにフィットは、新型ヤリスの発売と同じく2020年2月にフルモデルチェンジする予定です。
本来であればフィットは2019年10月にフルモデルチェンジすることになっていましたが、電動パーキングブレーキに不具合が生じたこともあり、新型モデルの登場が遅れています。
新型フィットも新型ヤリスと同じように、新開発のハイブリッドシステムを搭載し、これまで以上に低燃費になるといわれています。
新型ヤリスと新型フィットが2020年2月に登場することで、強力なライバルがひしめくコンパクトカー市場は激戦区となることが予想されます。
フラッグシップに『赤』はダメだろう。塗料の性質上日焼けして退色すると思う。