【国産スポーツ頂上対決!】「WRX STI」と「シビックタイプR」 過激なモデルはどっち?
ホンダのスポーツモデルの象徴!? 「シビックタイプR」は何が凄い?
シビックタイプRのボディサイズは、全長4560mm×全幅1875mm×全高1435mmで、ホイールベースは2700mmです。装着されるタイヤは245/30R20サイズで、最小回転半径は5.9mとなります。
搭載されるエンジンは2リッター直列4気筒VTECターボエンジンで、最高出力320馬力、最大トルク400Nmを発揮します。
かつて、シビックタイプRは歴代モデルで自然吸気エンジン&FFの組み合わせが長年採用されていたのですが、2015年発売のモデルでタイプRシリーズとして初のターボエンジンを採用。自然吸気エンジンでは難しかった最高出力を発揮できるまでになりました。トランスミッションは6速MTとなります。
限界領域でのハンドリング向上にも取り組まれていて、4輪のブレーキを独立して制御して、車両の挙動をコントロールする「アジャイルハンドリングアシスト」が採用されたほか、まるでヒール&トゥを決めたかのように、変速操作にあわせて回転数を自動でシンクロさせる「レブマッチシステム」をホンダ車で初採用しています。
ドライブモードも3つから選択可能で、サーキットなどの環境で本気でタイムを削りにいく「+R」、ワインディングでスポーティに走ることができる「SPORT」、日常シーンでの利用に向いた「COMFORT」が用意されています。
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今回紹介したWRX STIとシビックタイプRは、2019年12月中旬現在、共に新車での購入が非常に難しいモデルとなっています。
WRX STIは、前述のとおり2019年12月23日までに受注が打ち切られ、その後は販売店での在庫対応となります。
なお、EJ20型の生産終了を記念した限定車「WRX STI EJ20 Final Edition」が555台限定で販売され、2019年10月24日から11月11日に商談受付が募集されていましたが、倍率23倍となる約1万3000件の応募が殺到し、抽選となりました。
WRX STIの最後の限定モデルについて、スバル広報部は次のようにコメントしています。
「WRX STI EJ20 ファイナルエディションがここまで反響があるとは予想していませんでしたが、大変ありがたいことです。応募されたお客さまのなかには、抽選に漏れたときのことを考えて、限定車の見積もりと通常仕様の見積もりを両方出してもらっている人もいたと聞いています」
そんななか、いま新車で購入できるスポーツセダンに、スバル「WRX S4」があります。WRX STIとは違い、搭載されるエンジンが2リッター水平対向4気筒直噴ターボ(FA20型)になることや、トランスミッションがCVTになること、全車に予防安全機能「アイサイト・ツーリングアシスト」が搭載されます。
WRX S4の最高出力は300馬力、最大トルクは400Nmを発揮します。「2ペダルで楽、かつ速いスポーツセダン」という観点からみると、WRX S4も十分に検討する価値があるといえます。
一方、シビックタイプRも、ベースとなる「シビック」のマイナーチェンジにともない、2019年モデルの販売を終了。ベースのハッチバックとセダンについては、マイナーチェンジモデルの登場が2020年1月に予告されているものの、タイプRについてアナウンスはありません。
一方、シビックハッチバックにおいては、CVTに加え6速MTを搭載する仕様が用意されています。タイプRほどではありませんが、スポーティな走りが楽しめることから、購入者の約3割はMT車を選んでいるといいます。
WRX STIとシビックタイプR以外にも、スポーティなモデルはいまなお選択出来る状況といえるでしょう。
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