【デカ過ぎ? 出るのが早過ぎた!?】一代限りで消えてしまった残念なSUV5選
いまなら売れていた!? スバル最後の3列シート車とは
●スバル「エクシーガ クロスオーバー7」
2015年にスバルは「都市型SUV×多人数車」というコンセプトのクロスオーバーモデル「エクシーガ クロスオーバー7」を発売しました。
クロスオーバー7の前身として3列シート7人乗りのワゴン「エクシーガ」が、2008年から販売されていましたたが、エクシーガをベースにSUVテイストの外観に仕立てたかたちで、クロスオーバー7が誕生しました。
同社の「フォレスター」よりも都会派のクロスオーバーで、専用サスペンションの採用により最低地上高は170mmと低めに設定され、全幅も立体駐車場への対応も考慮した1800mmとなっていました。
発売当初は2.5リッター水平対向4気筒エンジンを搭載する1グレードで、価格も275万4000円(消費税5%込)からと、車格からすると手が届きやすく設定されていました。
しかし、3列シートSUVのマーケットはいまほど成熟していなかったからか、2017年をもって生産を終了。エクシーガ クロスオーバー7を最後に、スバルの国内モデルから3列シート車がなくなりました。
いまのSUV市場を考えると、エクシーガ クロスオーバー7は出るのが早すぎたのかもしれません。
●日産「スカイライン クロスオーバー」
日産「スカイライン」といえば、高性能スポーツセダンや「GT-R」をイメージする人が多いと思います。
そんなGTカーのイメージが強いスカイラインの名をSUVに冠したのが「スカイライン クロスオーバー」です。
スカイライン クロスオーバーは2006年に発売された12代目スカイラインの派生車として、2009年にラインナップに加わりました。
外観デザインはスカイラインをイメージさせるフロントフェイスに、クーペスタイルのワゴンとなっています。
パワーユニットは330馬力を誇る3.7リッターV型6気筒エンジンを搭載し、駆動方式はFRもしくは4WDシステム「アテーサE-TS」が選べました。
ラグジュアリークーペとSUVを融合させたスカイライン クロスオーバーは、海外市場に投入されていたインフィニティ「EX37」を国内向けに仕立てたクルマで、高級感のあるSUVとして発売されましたが、販売は低迷。
スカイライン クロスオーバーは2016年に生産を終了し、この1代限りで後継車はありませんでした。
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冒頭にもあるとおりSUV人気が続いているので、各社とも新型SUVや、SUVテイストのグレードを新設するなど、市場は活性化しています。
流行はいつか終わる運命にありますが、SUVは一過性のものではなく、定番のカテゴリーとして定着するでしょう。
しかし、最近はデザインで冒険することなく横並びのメージで、かつてのようなユニークなモデルが少なく、ちょっと物足りない感じではないでしょうか。
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たまに、国道の停止線に二輪車と描かれていますが、車を追い越してくる二輪車がいますが、これは先頭に走ってきた二輪車が止まる位置ではないのでしょうか?