【人気のミニバン何が違う!?】 トヨタ「ノア/ヴォクシー」と日産・ホンダのライバル車との違いとは?

ミニバンこそ燃費が重要? 一番燃費のよいモデルとは

 ノア/ヴォクシー/エスクァイア、セレナ、ステップワゴンは、ボディサイズや見た目の印象は似ているものの、搭載されるエンジンの特徴はそれぞれ異なっています。

トヨタ「ノア」
トヨタ「ノア」

 まずハイブリッド車から比較すると、ノア/ヴォクシー/エスクァイアは1.8リッター直列4気筒エンジン+モーターの「リダクション機構付きTHSII」を搭載します。

 セレナのハイブリッドは2仕様あり、2リッター直列4気筒エンジンで発電した電力でモーターを駆動させるシリーズ式ハイブリッド「e-POWER」と、2リッター直列4気筒エンジン+モーターの「スマートシンプルハイブリッド」を設定。

 そしてステップワゴンは2リッター直列4気筒+モーターの「SPORT HYBRID i-MMD」が搭載されています。

 各ハイブリッド車の燃費(JC08モードの仕様内最高燃費、以下同様)は、ノア/ヴォクシー/エスクァイアが23.8km/L、セレナがe-POWERは26.2km/Lでスマートシンプルハイブリッドは17.2km/L(2WD車)、そしてステップワゴンが25.0km/Lです。

 各車のモデル内のもっとも燃費の高い数値で比較すると、セレナがクラストップの低燃費です。

 また、セレナのスマートシンプルハイブリッドには4WD仕様が設定されており、燃費は15.8km/Lを記録します。セレナ e-POWERを含め、そのほかのハイブリッド車に4WD仕様は存在しません。

 ガソリン仕様については、ノア/ヴォクシー/エスクァイアが2リッター直列4気筒を搭載し、ステップワゴンには1.5リッター直列4気筒ターボが搭載されています。セレナにガソリン仕様は存在しません。

 ガソリン仕様の燃費は、ノア/ヴォクシー/エスクァイアが16.0km/L、ステップワゴンが17.0km/Lと、ステップワゴンの方がやや優勢です。

※ ※ ※

 衝突被害軽減ブレーキ(通称:自動ブレーキ)の普及で注目される予防安全性能について、国が推奨する安全運転サポート車の基準「サポカー」の基準に基づいて比較します。

 サポカーには、装備の充実度が高い順に「サポカーSワイド」、「サポカーSベーシック+」、「サポカーSベーシック」、「サポカー」の4つの区分があります。

 衝突被害軽減ブレーキが装着されているクルマは「サポカー」の基準を満たし、そのうえでペダルの踏み間違い防止装置の有無や、衝突被害軽減ブレーキの速度域および検知対象(歩行者を含むか否か)などで、ランクが上がる仕組みです。

 そうしたなかで、ノア/ヴォクシー/エスクァイアは全車「サポカー」には該当しており、タイプ別設定となるインテリジェントクリアランスソナーが装着されている場合は「サポカーSワイド」対象車となります。

 一方、セレナは全車「サポカーSワイド」対象車です。ステップワゴンは3グレードのみ「サポカーSベーシック+」、そのほかのグレードは「サポカーSワイド」となります。

 最後に、各車の価格を比較します。ノア/ヴォクシーの価格(消費税込、以下同様)は、255万6400円から344万3000円です。エスクァイアの価格は271万3700円から346万600円となっています。

 セレナの価格は257万6200円から392万7000円で、ステップワゴンの価格は250万1400円から407万円です。

 多人数乗車から大きな荷物の積載まで、幅広い用途で便利に使えるミニバンですが、グレードによっては300万円を超える買い物になることも多く、慎重に選ぶことが必要だといえるでしょう。

トヨタ「ノア/ヴォクシー」とライバルの違いは!? 3台の人気ミニバンを画像でチェック(60枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー