【人気のミニバン何が違う!?】 トヨタ「ノア/ヴォクシー」と日産・ホンダのライバル車との違いとは?
国内の新車市場において、ミニバンは人気ジャンルです。そのなかで、日産「セレナ」やトヨタ「ノア三兄弟」は販売台数が好調ですが、ライバルとなるホンダ「ステップワゴン」は伸び悩んでいます。なぜ、追いつけないのでしょうか。
どれも同じ見た目? 3社の各ミニバンにある違いとは
ミニバンはファミリー層を中心に人気の高いクルマですが、なかでもミドルサイズミニバンはトヨタ、日産、ホンダの各社がラインナップする人気のカテゴリです。
トヨタには兄弟車となる「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」の3車種が存在しているほか、日産の「セレナ」やホンダの「ステップワゴン」も含め、3社がラインナップする全車にハイブリッド仕様が設定されるなど、日常使いするうえでの魅力が高まっています。
はたして、3社のミドルサイズミニバンには、どのような違いがあるのでしょうか。
前述したノア/ヴォクシーは、基本的な設計や装備は同じながら外装デザインを中心に差別化が図られているクルマとなります。
そのうえでエスクァイアは、より豪華・上質な装備内容としたクルマで、価格帯はノア/ヴォクシーより高めとなっています。
ノア/ヴォクシー/エスクァイアとセレナ、そしてステップワゴンのボディサイズはそれぞれ全長約4.7m×全幅約1.7m×全高約1.85m程度(グレードによって若干の差があり)となっており、さらにボディ形状も箱型に近いなどの共通点があります。
では、3社のミドルサイズミニバンそれぞれの違いや特徴について比較します。
まず、多人数が乗車することも多いミニバンに求められる車内の広さを比較すると、ノア/ヴォクシー/エスクァイアが室内長2930mm×室内幅1540mm×室内高1400mmです。
セレナが室内長3240mm(3170mmのグレードも存在)×室内幅1545mm×室内高1400mm、ステップワゴンが室内長3220mm×室内幅1500mm×室内高1425mm(ハイブリッド車は1405mm)となります。
セレナはこのなかで室内長と室内幅が最大となっており、これを根拠に日産はセレナがこのクラスのミニバンでNo.1の広さであると説明しています。
一方、車内の移動などの場面で余裕がほしい室内高については、ステップワゴンがもっとも高い設計です。
シートについては、各車それぞれ7人乗り仕様と8人乗り仕様がラインナップされ、なかでもノア/ヴォクシー/エスクァイアの7人乗り仕様は、2列目キャプテンシートに最大810mmの超ロングスライドを採用。子どもの着替えなどに便利なスペースを作り出すことができます。
また、セレナにも最大690mmのロングスライドを可能とする同様の機能があります(タイプ別設定)。
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