なぜ誕生「Supraスコーン」SNS誤投稿がきっかけ!? 「爆速BBQ 3L直列6気筒ターボ」どんな味?
2019年12月15日に開催されたTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2019で、トヨタと湖池屋がコラボした「Supraスコーン」が配布されたのですが、異業種である両社のコラボレーションは、なぜ実現したのでしょうか。
なぜトヨタ「スープラ」がスナック菓子になった!?
2019年12月15日に富士スピードウェイでおこなわれたTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2019(TGRF2019)で、トヨタのスポーツカー「スープラ」とコラボした湖池屋「スコーン」が配布されました。
意外な出来事が発端となり、スープラとスコーンのコラボレーションが実現したというのですが、それはどのようなことなのでしょうか。
2019年5月に湖池屋から、リッチなフレーバーを特徴とする「SUPERスコーン」が発売されますが、このSUPERスコーンを紹介すべく、コイケヤ公式ツイッターで商品紹介の投稿した際に、SUPERスコーンを「Supra(スープラ)スコーン」と間違えてツイートしてしまったのです。
このツイートを見たトヨタのモータースポーツ部門であるTOYOTA GAZOO Racingが、「SUPERスコーン」ではなく「Supraスコーン」になっていることを指摘。
このやりとりがきっかけとなって両社がコミュニケーションをとるなかで、せっかくの機会なので一緒に何かできないかというになり、業界を超えたコラボが実現しました。
誤投稿の翌日には、両社にちなんだ賞品をセットにしてプレゼントする“トヨタGRスープラ × 湖池屋 スコーン「Supraスコーン」って言っちゃったキャンペーン”を早くも実施。
さらに、このキャンペーンに参加した人から、『実際に「Supraスコーン」を作ってほしい』という声があがっていたことから、今回の「Supraスコーン」が誕生したということです。
Supraスコーンのパッケージには3種類の絵柄があり、スコーンのキャラクターを務めるゴリラの「ハラペコング」が、レーサーやメカニカルスタッフ、レースクイーンになったバージョンが存在します。
また、パッケージには、スープラの写真やロゴとともに、登場前のスープラ(A90)がまとっていたカモフラージュ模様も施されています。
味は「爆速BBQ 3L直列6気筒ターボ」ということで、通常のスコーンの「がっつきバーベキュー」をスープラ風に表現した味になっているということですが、中身はがっつきバーベキューと同じだといいます。
今回のコラボレーションについて、湖池屋の広報課は次のようにいいます。
「『SUPERスコーン』を『Supraスコーン』と間違ってツイッターに投稿したこと対して自動車メーカーのTOYOTA GAZOO Racingからリプライがあり、『まさか!』と思って大変びっくりしました。SNSならではのハプニングであり、またこれも何かのご縁だと感じました。
お客さまからは、『面白すぎwww、この流れ最高!』『御二方の企業様のノリ素敵すぎます』『まさかの誤字からのキャンペーン!!』『コイケヤさんもGAZOOさんも凄すぎる!!』といったコメントをいただき、私たちの想像以上に面白いと喜んでいただけました。
また商品化を望む声も多くいただいたことが、今回のコラボレーションにつながりました」
実際に食べてみたところ、いつもと同じように美味しいスコーンでした。
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トヨタが17年ぶりに復活させた新型スープラは、BMWと共同開発した2シーターのスポーツカーです。予約受注の段階で、3リッター直列6気筒モデルが完売するなど、発売前から大きな話題となっていました。
Supraスコーンについて、TOYOTA GAZOO Racingは次のようにいいます。
「新型スープラのエンジンは、3リッター直列6気筒と2リッター直列4気筒の2機種がありますが、やはりスープラのウリは伝統の3リッター直列6気筒です。そのため、Supraスコーンの味も、『爆速BBQ 3L直列6気筒ターボ』としました」
今回のTOYOTA GAZOO Racingと湖池屋のコラボのきっかけはツイッターの間違い投稿でしたが、両社の遊び心によって奇跡のコラボレーションが実現したといえるのではないでしょうか。
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