自動ブレーキ義務づけ決定! 高齢者事故増加受け、2021年11月の新車から
後付けの急発進等抑制装置を国が認定へ
衝突被害軽減ブレーキの義務化以外に、「既販車への後付けの安全運転支援装置の普及」に関する内容も公表しています。

衝突被害軽減ブレーキの義務化とともに、後付けの急発進等抑制装置(「ペダル踏み間違い急発進等抑制装置」)について、一定の機能などを有すると認められるものとして3分類・9装置を認定し、使用上の注意点など公表しています。
後付けの急発進等抑制装置について、さまざまな製品の装着・販売が進んでおり、消費者が正しく理解したうえで適切に選択し使用するためには、情報提供の充実が重要です。
このため、市販されている装置のうち製造者などから申請のあったものについて、提出書面などに基づき技術的な調査・確認をおこないます。
一定の機能などを有すると認められるものを国が認定するとともに、使用上の注意点について広く情報提供をおこなう「先行個別認定」を実施するとし、2019年10月16日から11月5日を期間として募集をおこないました。
その結果、以下の3分類・9装置を認定し、各装置の概要及び使用上の注意点などとともに公表。国土交通省は、後付けの装置について次のように話します。
「後付けの急発進等抑制装置は、分類によって機能する範囲等が異なるだけでなく、製品毎に、使用方法、作動条件、作動の解除条件などが異なります。
適切に使用するためには、このような製品の特性を正しく理解することが重要ですので、購入する際には必ず販売・取付けをおこなう事業者から十分な説明を受けたうえで、使用上の注意点等に留意してご使用ください」
なお、認定対象装置は以下のとおりです。
(1)障害物検知機能付きペダル踏み間違い急発進等抑制装置
・踏み間違い加速抑制システム (トヨタ自動車)
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置「つくつく防止」 (ダイハツ工業)
(2)ペダル踏み間違い急発進等抑制装置
・S-DRIVE 誤発進防止システム2(普通車専用タイプ、軽自動車専用タイプ)(サン自動車工業)
・JARWA_S-DRIVE(SD0102S、SD0104S)(日本自動車車体補修協会)
・ペダルの見張り番2(データシステム)
・アクセル見守り隊(データシステム)
(3)ペダル踏み間違い防止装置
・ワンペダル(ナルセ機材)
※ ※ ※
また、後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置の性能認定制度を年度内に創設し、2020年4月から申請受付を開始するとしています。
さらに、国土交通省では新たな先進安全技術の開発促進のため、自動速度制御装置(ISA:Intelligent Speed Assistance)に関する技術的要件などのガイドラインを策定しました。
Writer: くるまのニュース編集部
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