ええっ!? 運転中に「謎のじょうろマーク」が出現…どうすればいい!? 放置すれば「重大事故」の危険も!? 知らないと「一巻の終わり」になる可能性も
クルマの運転席にあるメーターパネルには、さまざまなインジケーター(表示灯)があります。そのなかで、意外と知られていないのは、謎の「じょうろ」のようなランプです。何を意味しているのでしょうか。
「謎のジョウロ」の意味は?
ハンドルの奥には、クルマの速度メーターだけでなく、さまざまなインジケーター(表示灯)があります。
そのなかで、意外と知られていないのは、謎の「じょうろ」のようなランプです。
いったいどのような時に光って、何を意味しているのでしょうか。
この「じょうろ」のような謎の記号は、正式には「油圧警告灯」と呼ばれるものです。
そもそも「じょうろ」というのは、鉢植えや花壇の植物へ水をやるために使われる道具です。ポリエチレン樹脂のタンク部に水を溜め、取っ手を持って傾けると、反対側の長い筒を通って水が流れ、先端からシャワー状に水が噴出していきます。
じょうろという名称は、一説にはもともとポルトガル語で、水の噴き出るさまを表す「jorro」が語源とも言われています。
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さて、クルマのメーターパネルにじょうろ形の「油圧警告灯」が点灯したら、それは「エンジンオイルの圧力が低くなっている」状態です。
そもそもエンジンオイルとは、複雑な機構が動くエンジンの摩擦を減らすために、エンジン内に浸透させる油です。
摩擦低減だけでなく、他にも粉塵を洗い流したり、サビを防いだり、エンジンオイルは重要な働きがあります。エンジンルーム内にはオイルが流れる油路があり、日常の点検で「汚くなっていないか、量が減っていないか」確認することは大切です。
そんななか、「油圧警告灯」が点灯する状況というのは、明らかな異常事態です。
たとえば、オイルが徐々に無くなっていき、ついに危険水準まで達する場合もあれば、「オイル漏れ」が発生して一気にオイルが減っている状態な場合もあります。
さらにオイルを送り出すポンプに不具合が起きていたり、そもそもオイルの状況を確認するセンサー自体がおかしくなっている場合もあります。
何にせよ、エンジン回りに重大な問題がある可能性も高いため、速やかに運転を中止して、ロードサービスへの相談・救援を呼ぶ必要があります。エンジンオイルが無いまま走り続ければエンジンの故障につながり、さらなる突発的な事故を招きかねません。
そもそも、乗用車のエンジン回りはオイルを含めて、最低でも2年に一度の車検に向けてしっかり点検が行われているもの。それにも関わらず「油圧警告灯」が点灯するというのは、急激に発生したエンジントラブルが起きている可能性を強く疑わせるものと考えていいでしょう。
「なんか…まあいいか、とりあえず家に帰ろう。子供のためにご飯作らないといけないし、家の掃除しないと家が散らかるし、夫がまた文句言ってくるし、昨日は上司に理不尽に怒られてストレスが溜まっているし」などと言い訳して運転を続けると、思わぬ事故で他者を傷つけることにもなりかねないので、「安全運転第一」の自覚を持ちましょう。
ジョウロの漢字は「如露」とも。どっちが先か、よく解らないけど、水温の話を単にオイルの話に焼き変えた手抜き記事ですね。