事故後に使用者「音信不通」 個人間カーシェアでトラブル増加も運営各社の対応は?

ここ最近、タイムズなどの企業が運営するカーシェアリングサービスのみならず、個人間カーシェアのサービスが増えています。気になる事故やトラブルの際の対応は、どのようになっているのでしょうか。

個人間カーシェアのトラブルにはどう対応する?

 タイムズやカレコなど企業が運営するカーシェアリングサービスに加えて、近年は個人間カーシェアと呼ばれる個人オーナーのクルマをシェアするサービスが増えてきました。

 個人間のカーシェアでは事故やトラブルが気になりますが、万が一の場合はどのように対応するのでしょうか。

個人間カーシェアで事故が発生したときはどうなる?
個人間カーシェアで事故が発生したときはどうなる?

 個人間カーシェアは、クルマに乗るのは月に数回というオーナーにとって、愛車を使わないときにも有効活用できる(有償で貸すので利益が得られる)というメリットがあります。

 一方、クルマを借りる人は、自分が乗りたいクルマを豊富な車種やさまざまな料金設定のなかから選べるため、使用目的に合致したクルマはもちろん、リーズナブルな料金で憧れのクルマに乗ることも可能です。

 現在、日本で稼働している(予定含む)、主な個人間カーシェアリングは以下となります。【】内は出資または運営会社

・Anyca(エニカ)【株式会社 DeNA SOMPO Mobility】
・カフォレ【株式会社trunk】
・カーシェアGOGO!【株式会社カーシェアGOGO】
・GO2GO(ゴーツーゴー)【株式会社IDOM ※ガリバーインターナショナルから社名変更】 
・dカーシェア【株式会社NTTドコモ】
・CAROSET(カローゼット)【株式会社 電通】

 各社はいずれも免許証や車検証などの公的書類をもとに、車両や利用者の身元確認などをしっかりおこなって登録完了となりますが、基準によっては入会や登録が認められないケースもあるようです。

 また、車両を登録する際にはキズなど損傷している部分もあわせて登録するほか、実際に車両を貸す際に貸す側、借りる側がボディのキズや損傷部分をお互いに確認する仕組みになっています。

 個人間カーシェアでは事故やトラブル時のサポート体制も気になるところです。各社ともに、借りる側に「1日自動車保険」への加入義務付けを主流として、それぞれ独自の補償体制を敷いています。

 事故の受け付けやロードサービスへの依頼など、事故や故障の際は基本的に保険会社が24時間365日対応しているので、この部分は一般の自動車保険の対応と同様です。

 また、同乗者にJAF会員がいれば、JAFの各種サービスを利用することも可能です。(ドライバー自身が契約する自動車保険のロードサービスは契約車両のみが対象となるため使えません)

 しかし、個人間カーシェアリングにおいては、保険会社に対応を任せる以外のトラブル発生も考えられます。

 保険会社の事故故障受付以外に、どのようなサポートを行っているのかを調べてみました。

●Anyca(エニカ)

 メールと電話で365日対応。メール返答時間:9時から22時/電話受付時間:10時から17時

●カフォレ

 電話対応はナシ、問い合わせフォームのみ

●カーシェアGOGO!

 正式稼働前なので公式サイトにサポート関連の記載なし

●GO2GO(ゴーツーゴー)

 問い合わせフォームのほか、GO2GOカスタマーサポートセンターが年中無休で電話対応(10時から20時)

●dカーシェア

 専用コールセンター「dカーシェアサポートセンター」にて24時間365日対応

●CAROSET(カローゼット)

 サポートセンターにて土日祝除く平日10時から17時 電話とメールで対応

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