先代「ジムニー」が超絶カッコよく変身! 日本で買えないスズキ車5選

インドネシアのスズキが面白い!

●キャリイ(インドネシア)

シンプルながらも商用車としての性能を向上させた「キャリイ」
シンプルながらも商用車としての性能を向上させた「キャリイ」

 インドネシアにあるスズキの子会社スズキ・インドモービル・モーター社(以下、SIM)は、2019年2月にグローバルモデルの小型トラック新型「キャリイ」を発売しました。

 日本のキャリイは軽トラックとして長い歴史がありますが、インドネシア製キャリイは1.5リッターエンジンを搭載し、最大積載量1トンという、まったくの別物です。

 ボディサイズは全長4195mm×全幅1675/1765mm×全高1870/1910mmと、荷台の大きさが異なるため2タイプとなっています。

 防錆対策を施した荷台の地上高を低くして、重い荷物の積み下ろしもしやすくし、農業や建設業などの現場における未舗装路など、厳しい使用環境にも対応するために高剛性なサスペンションを採用しています。

 また、働くトラックに欠かせない積載性能と耐久性能に加え、快適性能や動力性能など、ユーザーが求める性能を充実。

 さらに、キャビンの室内幅や足元空間を広く取って3名乗車とし、使い勝手の良さを実現しています。

 インドネシアにおける価格は、日本円でおよそ105万円から112万円です。

●ワゴンR GS(インドネシア)

国内の軽自動車ベースで開発されたリッターカーの「ワゴンR GS」
国内の軽自動車ベースで開発されたリッターカーの「ワゴンR GS」

 キャリイと同じくSIMから、2014年に「ワゴンR GS」が発売されました。

 ワゴンR GSは2013年11月に発売された現地版「ワゴンR」の新グレードで、インドネシア政府の「LCGC(Low Cost Green Car)」政策に適合するモデルとして開発され、初めてクルマを購入する若年層をターゲットとしています。

 国内で2012年まで販売されていた2代目「ワゴンRスティングレー」をベースに、1リッター直列3気筒エンジンを搭載。トランスミッションは、5速MTと5速AMTです。

 スタイリッシュな外観デザインと、黒を基調とした質感の高い内装を採用。1リッターエンジンを搭載するためにエンジンルームが拡大されており、ボンネットからフロントフェイスにかけたデザインは、ワゴンRスティングレーから変更されています。

 インドネシアにおける価格は、日本円でおよそ106万円から113万円で、前席デュアルエアバッグ、キーレスエントリーなど装備が充実しています。

※ ※ ※

 スズキの海外展開は他メーカーでは見られないケースが多く、ブラジルのジムニーはその典型的な例ではないでしょうか。

 ほかにも2019年の春に生産を終えたマルチスズキ「ジプシー」は、先々代のジムニーをベースにロングホイールベース化されるなど、非常にユニークです。

 保安基準による安全性能や質感の問題もあり、日本にそのまま導入することは難しいモデルばかりですが、海外のサイトを探してみると、意外と面白いモデルが見つかるかもしれません。

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