日本人が手掛けたメタルなアメ車が米国で大人気! カスタム本場も驚く緻密な職人技に話題沸騰

アメリカ人がほれ込んだ“IZAWA IMPALA”の魅力とは

 今回、米国カリフォルニア州サンディエゴにある「San Diego Automotive Museum」(サンディエゴ自動車博物館)に期間限定で展示されることになったインパラですが、レストアも含めて製作に半年以上を掛けた超大作です。

 東京モーターショー2019の招待展示が終わって、すぐにサンディエゴに向けて送り出しており、博物館に到着するのは12月末、2020年1月以降の展示を予定しています。

芸術的なカスタムを施したシボレー「インパラ」
芸術的なカスタムを施したシボレー「インパラ」

 魅力はたくさんありますが、まずは驚異的なアートワークに驚きました。パーツ単位ではなく、インパラのボディ全体に施されたエングレイビング(彫刻)は緻密で美しく完璧で、これまで誰も見たことがない驚くべき仕上がりです。私はとにかくこのクルマが大好きです。

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 博物館の学芸員がほれ込んだ“IZAWA IMPALA”はローライダーカスタムの本場、南カリフォルニアの人々を驚かせることは間違いないでしょう。

 井澤氏の最新作は、2019年のSEMAショーに出展された赤い日産「GT-R」と、エッジカスタムとのコラボで出展された青いダッジ「チャレンジャー」です。いずれも白いラインとグラインダー・タトゥと呼ばれる特殊な塗装がポイントとなります。

 光が当たっていないときは普通の塗装ですが、光が当たるとボディの奥底から無数の曲線が浮かび上がってくるという立体的な塗装は、強烈なインパクトを放っていました。

 見る人に驚いてもらえるようなカスタムや、いままで誰もやったことのないカスタムを常に考えている井澤氏は、芸術性の高い職人技を持ち、常に新しいカスタム手法を追求し続けています。

 井澤氏の評価が世界規模で高まっていることは、日本人としても大変誇らしいです。

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アメリカで絶賛された「シボレー・インパラ」と「GT-R」を画像でチェック(17枚)

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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コメント

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1件のコメント

  1. まあ、中東のお大尽に受けそうだよねw

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