日本では馴染みなしも海外では大躍進 世界で高評価なイケてる韓国車5選
日本ではあまり馴染みのない韓国車ですが、アメリカなど海外の市場では急激に存在感を増しています。日本車とも競合する韓国車のイケてるモデルを5台紹介します。
日本では音沙汰なしも、海外では存在感増す韓国車
韓国の自動車メーカーを聞かれても多くの人はピンとこないかもしれません。それもそのはず、日本では2009年を最後に、韓国ブランドの乗用車は販売されておらず、街で見かけることはほとんどないからです。
しかし、世界で見れば韓国車は年々評価を増してきています。より正確にいえば、グローバルで販売している韓国車は現代グループに属するヒュンダイとキア、そしてジェネシスがほぼすべてのため、現代グループの存在感が増しています。
韓国車の躍進の背景には、世界的に見て日本車と同様に低価格かつ高品質であることに加え、欧州自動車メーカーなどで活躍した一流のデザイナーをヘッドハンティングするなど、デザイン面での成長が後押ししているといわれ加えて巧みなマーケティング戦略によって、2010年頃から世界中で販売台数を伸ばしています。
今回は、世界で高評価な韓国車を5台紹介します。
●ヒュンダイ「ソナタ」
北米市場でもっとも人気のあるセグメントのひとつがミドルサイズセダンです。日系メーカーではトヨタ「カムリ」やホンダ「アコード」、日産「ティアナ」などの主力モデルがしのぎを削っていますが、ソナタはこのセグメントにおいて対抗馬となりつつあります。
ソナタにはガソリンエンジンモデルに加え、ハイブリッドモデルもラインナップされるなど、明らかに日本車を意識した販売戦略が採用されているのが特徴です。
しかし、現行のソナタの最大の魅力は、とくにリア部分のデザインです。北米では、日本と異なり頭から駐車することが多いため、リアのデザインは非常に重要な要素となります。
ソナタは、流れるようなボディラインが特徴のファストバックスタイルが近未来感を演出していますが、加えてリアに水平に入ったテールランプがリアビューを引き締めています。
ソナタは競合車と同様、約250万円ほどから購入が可能です。販売店の数などから、販売台数だけ見れば日系メーカーにはまだまだ及びませんが、個性的なクルマを求める層には、日本車以上に魅力的に映ることでしょう。
●ヒュンダイ「ヴェロスター」
ヒュンダイが2011年から展開する「ヴェロスター」は人気の高い1台です。「2+1+1ドア」と表現される独特の2ドアハッチバックボディは、既存のコンパクトハッチバックとも異なる目新しさから、登場してまもなく話題となりました。
2018年にフルモデルチェンジした現行モデルでは、149馬力を発揮する2リッターNAエンジンモデルに加え、1.4リッター、1.6リッター、2リッターの3種類のターボエンジンモデルがラインナップされており、そのすべてに6速MTが選択可能です。
もっともスポーティな2リッターターボエンジンモデルでは最高出力275馬力となっており、ホットハッチとして十分なパフォーマンスを備えています。
北米市場では、欧州市場などと異なり、これまでコンパクトハッチバックはそれほど人気のあるセグメントではありませんでした。しかし、ヴェロスターはそんな北米市場でもそのスタイリングが支持を集めているようです。
韓国車は北米市場のみならず、世界中の市場へと販路を広げています。現在、小型SUVが世界的に人気となっていますが、ヒュンダイも当然そのセグメントへと参入しました。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。