「レジェンド」は革新であり続けるか!? ホンダが誇るフラッグシップの初代と現在

走行性能と安全性能を高い次元で両立した現行モデル

●最高で最先端の移動を目指した5代目レジェンド

数々の先進安全装備と卓越した走行性能が魅力の最新「レジェンド」
数々の先進安全装備と卓越した走行性能が魅力の最新「レジェンド」

 現行モデルのレジェンドは、2015年に発売され、初代から数えて5代目になります。

 同社のスーパースポーツカー「NSX」と同じ「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling All Wheel Drive)」と呼ばれる3モーターハイブリッドシステムを搭載することで、高級車でありながら圧倒的な走行性能を獲得しました。

 パワートレインは314馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒エンジンに加え、48馬力のモーターを内蔵した7速DCTを介して前輪を駆動し、左右のリアアクスルにはそれぞれ37馬力のモーターを搭載することで、システム最高出力は382馬力を誇ります。

 また、4輪の駆動力を緻密に制御することで高出力を余すことなく路面に伝え、高いコーナリング性能と安定した走りを実現しています。

 ボディサイズは全長5030mm×全幅1890mm×全高1480mmで車両重量1990kgと、国産車としてはかなり大柄なクルマですが、存在感を放つフォルムは流麗かつ躍動的で、力強い面構成と四隅に配置した大径タイヤで高い安定感を創出。

 2018年のマイナーチェンジではフェイスリフトとともに、駆動力制御の熟成と、ボディ骨格の接着剤塗布範囲拡大やダンパーのセッティング変更がおこなわれ、乗り心地を犠牲にすることなくハンドリング性能をさらに向上させています。

 また、このマイナーチェンジでは高速道路走行時にドライバーの疲労軽減を実現する「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」を「ホンダセンシング」に追加。

 加えて「マルチビューカメラシステム」「タイヤ空気圧警報システム」「ヘッドアップディスプレー」など、安全装備の充実が図られました。

※ ※ ※

 歴代レジェンドは静粛性や乗り心地だけでなく、走りの性能を追求した、ホンダらしいコンセプトの高級車として進化してきました。

 いま、国内の高級車市場では輸入車が強く、レジェンドの販売は苦戦している状況ですが、これからもレジェンドは独自のポリシー持ったホンダのフラッグシップに位置しながら、さらなる進化を続けるでしょう。

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