人気の軽ワゴン市場に変化あり? 売れ筋スズキ「スペーシア」の販売状況に異変があった

国内の新車市場では、約4割を軽自動車が占めているといいます。そのなかで、王者に君臨するのがホンダ「N-BOX」ですが、2018年の年間販売台数で2位につけていたスズキ「スペーシア」の販売状況に異変が出ているといいます。一体何が起きたのでしょうか。

スペーシアの販売動向に異変? 人気の軽ハイトワゴン市場とは

 日本独自の規格となる軽自動車ですが、なかでも「軽ハイトワゴン」と呼ばれる背の高いタイプのモデルが人気です。とくに、ホンダ「N-BOX」の販売台数は2017年9月のフルモデルチェンジ以来、25か月連続で首位を継続しています。

 そんな王者N-BOXを追っかけているスズキ「スペーシア」の販売動向に異変が起きているといいますが、何があったのでしょうか。

軽自動車市場で、2位以下を争うダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」、日産「デイズ」
軽自動車市場で、2位以下を争うダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」、日産「デイズ」

 2018年の年間販売台数では、首位のN-BOXが24万1870台で前年比110.7%。2位のスペーシアは15万2104台/145.2%となっています。

 スペーシアは、販売台数でこそN-BOXに大差をつけられていますが、前年比では145%以上を記録。これは、2017年12月に現行モデルへのフルモデルチェンジをおこなっていることが理由として挙げられます。

 その後、2018年の軽自動車市場では、ホンダ「N-VAN」、ダイハツ「ミラトコット」、スズキ「ジムニー」などの新型モデルが登場していますが、前述の軽ハイトワゴンに属するモデルは出ていません。

 さらに、同年12月にはスペーシアの派生モデルとしてアウトドア好きなユーザー向けの「スペーシアギア」を追加で発売し、王者N-BOXへの追撃と他社軽ハイトワゴンへの牽制をしています。

 スペーシアギア追加後の販売動向について、スズキは次のように話します。

「スペーシアギアは、日常使いだけでなく、アウトドア、レジャーでの使い勝手にも優れたユーティリティ性や新設定色を含めた、幅広いカラーバリエーションもポイントとなります。

 スペーシアギアが発売された直後の販売構成比率では『標準車約4割、カスタム約4割、ギア約2割』という形ですが、ギアの販売目標(2000台/月)を大きく上回る台数でした」

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 実際、2019年1月から5月までは首位のN-BOXこそ抜けないものの、スペーシアは2位を維持しています。しかし、同年6月には3月に新型モデルが登場した日産「デイズ」が2位に浮上しています。

 その後、N-BOXとスペーシアのライバルとなるダイハツ「タント」が同年7月に登場した結果、7月から9月にはスペーシアは4位まで後退しました。

 しかし、消費税が10%に変わった10月では国内市場が全体的に低迷しているなか、スペーシアはデイズやタントに比べて大きく台数が減少していません。

 10月の販売状況について、スズキアリーナの販売店スタッフは次のように話します。

「スペーシアは、登場から1年半ほどが経過しています。全体の約8割を占める標準とカスタムは、増税後ということもあり、多少の値引きや特典などキャンペーンなどをおこなった成果が出ているのかもしれません。

 他社の新型モデルはその分、発売直後ということもあり値引きなどがあまり無かったのではないかと思われます。ただし、12月や年明けの1月などは各社でさまざまなキャンペーンがおこなわれるので、弊社も標準、カスタム、ギアの良さをアピールしていかなければなりません」

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