ミッドシップは高性能車の証!? 国産ミッドシップスポーツ5選
軽自動車には過激なミッドシップがあった!?
●マツダ(オートザム)「AZ-1」
1992年にデビューしたマツダ(オートザム)「AZ-1」は、軽自動車唯一のガルウイングドアを持つ2シーターのスポーツです。
スズキ「アルトワークス」に搭載されていた、最高出力64馬力の660cc直列3気筒DOHCターボエンジンをリアミッドシップに横置き搭載し、外装にFRPを多用した720kgの軽量ボディを活発に走らせることができました。
さらに、ステアリングのロック・トゥ・ロック(左右にステアリングを回した際の最大回転数)が2.2回転と、国産車では類を見ないほどのクイックステアで、「公道を走るゴーカート」とも呼ばれます。
しかし、過度の軽量化とFF車用パワートレインをリアミッドシップに配置したため、極端なリア荷重となったことからフロントタイヤの接地荷重が低く、クイックな分だけアンダーステアに陥りやすかったようです。
また、リアサスペンションのセッティングの甘さからオーバーステアに転じて、スピンを喫してしまうドライバーも多く、「面白いけど危険なクルマ」といわれるほどじゃじゃ馬な性格でした。
一方で、軽自動車のピュアスポーツカーというキャラクターが好まれ、1995年の販売終了後から中古車価格が極端に下がることもなく、現在では海外のコレクターたちも狙っているため、状態の良い物件は新車価格の倍以上の金額で取引されることもあるほどです。
●ホンダ「ビート」
1991年に登場したホンダ「ビート」は、ミッドシップ量産車として世界初のフルオープンモノコックボディを採用した2シータースポーツカーです。
本格的スポーツカーのNSXと同じリアミッドシップであることから、「ミニNSX」と呼ばれることもありましたが、ホンダはビートを「ミッドシップ・アミューズメント」と呼び、純粋なスポーツカーとはアピールしませんでした。
一方で、軽自動車としては少数派の四輪独立懸架のストラット式サスペンションや、軽自動車初の4輪ディスクブレーキが標準装備され、フロント13インチ、リア14インチの前後異径タイヤの採用など、スポーツカーといって間違いない内容でした。
リアアクスルの直前にマウントされた660cc直列3気筒SOHCエンジンは、同時期の「トゥディ」や「アクティ」などに搭載されていたものとベースは同じですが、独自のチューニングに独立3連スロットルの吸気システムとすることで、軽規格の自然吸気エンジンでは唯一の最高出力64馬力を発揮。
スロットルレスポンスに優れていますがトルクの出方が緩やかで、ハンドリングも安定志向だったことから、AZ-1のような気難しい面はありませんでした。
ビートは1996年に生産を終了したので、絶版となってからすでに四半世紀近くが過ぎていますが、販売台数の多さから中古車価格は高騰しておらず、手軽にミッドシップカーを味わいたいならおすすめの1台です。
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昭和の少年を夢中にさせたスーパーカーブームの頃、人気を二分していたのがランボルギーニ「カウンタック」とフェラーリ「365GT4BB」です。
どちらも正統派のミッドシップカーで、日本にミッドシップという言葉を広めたのも、この2台だったのではないでしょうか。
カウンタックも365GT4BBも45年ほど前にデビューしたのですが、当時の国産車と比べると、まさに夢のようなクルマだったといえるでしょう。
ミドシップはフェラーリやNSXのような縦置きエンジンで効果があるのでMR-2のような逆さFFでは逆に仇になるし真っ直ぐ走らない
ランチア・ストラトスはWRCで三年連続でタイトル取ったんだけどな。
自分の好みでコメントしてるよな。