雪道でスタックしたらどうすればいい? 冬ドライブで車に用意しておくと便利なものとは?

それでも雪道でスタックしてしまったら、どうする?

 慎重に運転すれば、初心者でも雪道ドライブはけっして難しいものではありませんが、それでも雪道でスタックしてしまったらどうすればよいのでしょうか。北海道帯広市にある大手カー用品店の担当者に、スタック時に強いアイテムを聞いてみました。

スタッドレスタイヤを履いていても、タイヤチェーンを用意しておくと良い
スタッドレスタイヤを履いていても、タイヤチェーンを用意しておくと良い

「雪道でスタックしてしまった場合、けん引ロープやスコップなどがあれば良いでしょう。

 スコップは、スタックして埋まっているタイヤを掘る際に使用します。またけん引ロープも、レスキューしてもらうには、あるとないとで助ける手間や時間に差が出ます。

 スタックしてしまった場合ですが、今は『スノーヘルパー』と呼ばれる商品があります。それを空転しているタイヤの下へ噛ませることで、脱出できる場合があります。ご注意いただきたいのは、使用時にタイヤが回転してスノーヘルパーを強く押し出す(飛び出す)ことがあるので、よく状況を確かめてください」

 ただし、一見万能のように見えるスノーヘルパーですが、どうしても上手く脱出できないこともあるようです。

「タイヤの埋もれ方によっては役に立たない時があります。そういう場合はどんな商品を使っても、どうやっても時間がかかるだけなので、やはり早急にロードサービスを呼んでください」(カー用品担当者)とのことです。

 ちなみに、実際に雪道でスタックした場合は、JAFによると「とにかく、雪をどけることが必要です。左右駆動輪前後の雪を排除し、車が動けるスペースを確保してください」

 最後に、雪道を走る際の注意点について、JAFはこうコメントします。

「大規模な降雪が予想される際は、そもそも無用な外出を避けるのが第一です。滑り止め措置を取れない状態では事故や渋滞の原因となりますので、やむを得ず出かける際には、事前に十分準備をしておくことが重要です」

 雪道に備えた用品を揃えることで、ウインタードライブを楽しんでください。

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Writer: くるまのニュース編集部

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