リアルな人ではない? ポルシェはタイカンのプロモーションにバーチャルモデルを起用

タイカンはパラダイムチェンジの象徴となる!?

 タイカンのジャパンプレミアが開催されたのは、東京都渋谷区のSO-CAL LINK GALLERY。車両を展示する発表会としては、かなり狭い場所での開催だったのですが、どうしてわざわざこのような場所でのジャパンプレミアとなったのでしょうか。

バーチャルモデルのimmaとポルシェ・タイカン
バーチャルモデルのimmaとポルシェ・タイカン

 2019年11月22日から12月7日まで、SO-CAL LINK GALLERYにて、ミレニアル層をターゲットとした次世代向け独立型ブランドエキシビジョン「SCOPES Tokyo」(スコープストウキョウ)が開催され、このイベント期間中にタイカンは一般公開されます。
 
 こうした理由があり、タイカンのジャパンプレミアはSO-CAL LINK GALLERYで開催されたのでした。
 
 タイカンのジャパンプレミアには、ポルシェジャパン代表取締役社長であるミヒャエル・キルシュ氏が登壇し、次のように挨拶しました。
 
「ポルシェジャパンは、販売台数のみを追求するのではなく、信頼と責任の原則に基づき、持続可能な成長を続ける所存です。

 優れた製品・サービス・エキサイティングなポルシェ体験だけをカスタマーの皆様にお届けするわけではありません。
 
 日本社会において真の企業市民として責任ある行動を続けていかねばならないと考えています」
 
 そして、タイカンについて次のように説明しました。
 
「18世紀から19世紀にかけて、馬車からクルマへと移り変わりました。また最近では電話からスマートフォンへと移り変わりました。

 フル電動スポーツカーであるタイカンは、この変化と同じくらい革命的なパラダイムチェンジとなるものなのです。
 
 タイカンは本物のポルシェが持つべき特性をすべて兼ね備えており、ポルシェの伝統と未来とをつなげる美しいクルマです。
 
 タイカンが日本のみなさまのハートを掴むことは間違いないでしょう」
 
※ ※ ※

 実際に目にした外装色カーマインレッドのタイカンは、写真で見るよりもはるかに「911的」でした。
 
 その理由は、911の特徴であるCピラーからテールへのラインが、パナメーラに比べてよりタイカンのほうが911的だからです。また、ポルシェの伝統的なフロントの両サイドの膨らみも、911を意識してデザインされていることも理由に挙げられます。
 
 911オーナーでも、このスタイリングにはきっとグッと来るのではないでしょうか。

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