シリーズ最強の341馬力モデルとは!? スバルの高性能車5選
争奪戦必至の2台の限定車とは!?
●STI S209
スバルはこれまで、前述のインプレッサ 22B-STiバージョンに代表されるコンプリートカーを、定期的に販売してきました。
なかでも2000年にインプレッサをベースとして「インプレッサ S201 STiバージョン」から始まったSシリーズは、「S206」までがインプレッサ(途中に「R205」を挟む)でしたが、「S207」「S208」は「WRX STI」がベースでした。
このS207、S208とも600万円台から700万円台と高価だったにも関わらず、即完売する事態になりました。投機目的のケースもあるようですが、いずれにしても高い人気を誇っています。
そして、2019年1月に北米で開催されたデトロイトモーターショーで、最新のスバル「STI S209」が発表されました。
209台の限定生産で、エンジンは341馬力を発揮するEJ25型2.5リッター水平対向4気筒ターボを搭載。ボディはワイドフェンダー、フロントカナード、リアウイングを備えたアグレッシブな新しい外観です。
このSTI S209も争奪戦となると予想できましたが、北米専用モデルであり、日本では発売予定は無いとアナウンスされています。
●WRX STI EJ20 ファイナルエディション
冒頭にあるとおり、スバルの高性能エンジンEJ20型が2019年度で生産を終了するとアナウンスされました。
そこで、スバルはWRX STIの最後の限定車「WRX STI EJ20 ファイナルエディション」発売すると発表。プロトタイプが、2019年10月23日から開催された東京モーターショー2019で公開されました。
WRX STIの集大成となるWRX STI EJ20 ファイナルエディションは、「WRX STI タイプS」をベースに、回転系パーツの重量公差・回転バランス公差を低減したバランスドエンジンを採用。EJ20型エンジンの特長である高回転域まで吹け上がる気持ち良いエンジンフィーリングをさらに磨き上げています。
外観は、WRCで活躍したマシンを彷彿させるゴールド塗装のBBS製19インチ鍛造アルミホイールを装着し、フロントグリルやリアバンパーには、STIのコーポレートカラーであるチェリーレッドの差し色を採用。
また、全体のスタイルを引き締めるアクセントとして、ドアミラーやシャークフィンアンテナはブラックとしています。
WRX STI EJ20 ファイナルエディションの価格(消費税込)は452万1000円から485万1000円で、555台が限定販売されます。
購入については、2019年10月24日から11月11日の受付期間中にスバル販売店でエントリーが必要です。限定台数を上回るエントリーがあった場合は、厳正なる抽選のうえ、当選者に商談の機会が設定されるとしています。
なお、通常仕様のWRX STIは、2019年12月末まで受注が受け付けられ、FA20型エンジンを搭載する「WRX S4」については、継続して販売されます。
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国内市場では280馬力規制が撤廃されて以来、高性能車が次々と世に出ています。スバルもこれまでEJ20型エンジンを主軸に高性能車を開発してきましたが、さすがに基本設計が古く、排気ガス対策が困難というのが生産終了の理由です。
しかし、スバルの高性能車は無くなるわけではないようです。次期WRX STIとの噂があるコンセプトカーも何度か披露されていますから、大いに期待できるのではないでしょうか。
>低回転領域ではシングルターボ、高回転域ではツインターボ
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めちゃくちゃな事言ってるなぁ…
低回転領域では小型小容量のプライマリータービンを使ってターボラグを低減、
高回転域ではより容量のあるセカンダリータービンで過給
って事でしょ?