日産 新型「シルフィ」日本導入ある? 中国市場で人気爆発の理由とは
中国市場ではセダンが人気? ホンダのセダンも人気モデルに!
日本市場では、「軽自動車」「ミニバン」「コンパクトカー」「SUV」などが人気モデルですが、中国市場ではセダンの人気が根強いのです。
前述のシルフィは、中国市場において毎年、40万から50万台程度を販売しています。日本でもっとも売れているのがホンダの軽自動車「N-BOX」で、2018年の累計販売台数は24万1870台と2倍以上の差があります。
新型シルフィは、燃費性能を向上させた新しいパワートレインを採用し、より低重心でワイドなスタンスとともに空力性能を向上させた外観のデザイン、そして広く質感の高い内装を実現。
また、シームレスなコネクティビティ機能と最新の安全技術によってドライバーをサポートし、そのドライビング体験を向上させています。
新型シルフィの発表時に、当時の日産の副社長・ダニエレ・スキラッチ氏は、次のように話していました。
「新型シルフィによって、最新の『ニッサン・インテリジェント・モビリティ』を中国市場に投入します。よりスタイリッシュなデザイン、先進のコネクティビティや安全技術などにより、新型シルフィは市場をけん引するファミリーセダンとして、お客さまにこれまでにない自信とワクワクを提供します」
また、日産同様に日本と比べてセダンの販売が好調なのがホンダです。日本市場では、フラッグシップ「レジェンド」を始め、北米市場でも人気の高い「アコード」や「シビック」、教習車などにも使われる「グレイス」など幅広いセダンラインナップを持っていますが、販売台数では苦戦を強いられているのが現状です。
しかし、中国市場ではシビックの2018年販売台数が20万台を超え、日本の同時期と比べて20倍差になります。ホンダの担当者は、中国市場のセダン人気について次のように話します。
「中国では、北米同様にシビックやアコードが人気です。その要因としては、セダンそのものが人気なのもありますが、両車の質感の高さが好評だとも聞いています。
他車でも他国と比べて高級感ある内装を中国市場向けに設定しているという話もあるので、恐らくいまの中国人のニーズが『セダン×高級感』というところにあるのではないでしょうか」
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日本ではかつてほどの勢いがないセダンですが、トヨタ「クラウン」のように一定数の人気を誇るモデルもあります。しかし、ほとんどのセダンはいつ日本市場から撤退してもおかしくないほどに販売低迷しています。
中国市場の新型シルフィのように高級感(高品質)でありながら手が届く価格帯であれば、もう一度「セダンの復権」はあるかもしれません。
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