市販間近の新型SUVをなぜ見せない? チラ見せされた2020年登場の電動SUV「ID.CROZZ II」とは
プロトタイプとなった「ID.CROZZ II」はより現実的なデザインで登場か
フォルクスワーゲンのID.ファミリー第2弾となるID.CROZZ IIのプロトタイプは、来場者でも、ほとんどの人が気が付くことがないような不思議な演出がなされていました。
正面から見ると、単なるガラスの壁のように見えますが、左上の方に「The next ID.」 とのサインが書かれています。
そして、通常はガラスの壁に見えますが、定期的に、フラッシュが発光して、一部透明な部分から、見えるような演出になっているため、光っていないときに前を通った人は、この存在に気が付かない状況でした。
なぜこのような演出になったのか、正しい回答は得られませんでした。
しかし筆者の推測では、今回のフランクフルトモーターショー2019では次期型の「ゴルフ」も展示できるタイミングではありましたが、今回はIDを前面に押し出したい意図からゴルフは見送られたとの情報もあり、今回の主役はあくまでID.3ということで、ID.CROZZ IIもチラ見せに留めるという判断がなされたのではないかと思いました。
チラ見せなので、きれいに全貌を見ることはできませんでしたが、ガラスのショーケース内を四方から観察したところ、「ID.CROZZ II」のプロトタイプの概要が見えてきましたので、ご紹介します。
スタイルは、以前発表されたコンセプトカー版の「ID.CROZZ II」のような雰囲気が感じられるものの、コンセプトモデルが、量産モデルの「ID.3」になったように、ドアミラーや灯具類など、コンセプトカー「ID.CROZZ II」のパーツが、より、現実的な量産モデルとして仕上げられているということがわかりました。
スタイリッシュではありますが、実用面では不利なクーペのような流麗なルーフラインは改められ、実用性が高いリアハッチが立ち上がった定番のSUVになっています。あわせて、スライドドアも採用が見送られたように見えます。
本来「ID.CROZZ II」をワールドプレミアする次のモーターショーとして、東京モーターショー2019が最適のタイミングかと思われますが、残念ながら東京モーターショー2019へのフォルクスワーゲンの出展は見送られています。
値ごろ感と実用性が高そうなSUVのID.CROZZ IIは、2020年には登場するといわれており、発売が待たれます。
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