トライになんて使えない… なぜ超高級車ブランドのロールス・ロイスがラグビーボール制作?
ロールス・ロイスが、車両の内装で使用されている本革を用いて、日の丸をモチーフにしたラグビーボールを製作しました。
日の丸をモチーフにしたロールス・ロイスがつくったラグビーボール
豪華な内装で有名なロールス・ロイスが、車両の内装に用いられる「Aグレード」の最上級の本革を使ってラグビーボールをアジア太平洋地域限定で製作しました。ラグビーボールのカラーリングは3種類。そのカラーリングにこめられた意味とはなんでしょうか。
ラグビーワールドカップ2019の開催でラグビーへの関心が高まっている日本ですが、ラグビーが発祥したのは英国です。その英国で生まれた超高級ブランドであるロールス・ロイスの職人が最上級のレザーを用いて作ったラグビーボールには、車両のヘッドレスト同様のロールス・ロイスの「RR」マークの刺繍が入っています。
ひとつめのカラーは、ロールス・ロイスのブラックバッジをイメージした黒い革に白い刺繍が施されています。ふたつめは、イングランドの国旗をイメージした白い革に赤い刺繍となっています。
そして日本限定として、日の丸をイメージした紅白の革に赤い刺繍をあしらった3つのデザインがあります。
ロールス・ロイスの革は、「Aグレード」という最上級の革のなかでもさらに優れているものを厳選し、グッドウッド工場の職人が目と手の感覚で確認しながら、使用する部分を決めて加工されます。
使用される牡牛は、オーストリアやスイスの標高の高い牧場で育てられています。その理由は、皮膚に傷がつかないよう蚊が飛んでいない場所だからです。また、柵には有刺鉄線を使わないなど、ストレスや障害を与えない環境です。
本革のカラーは150色以上が設定されていて、さらにビスポークで自分だけの色をオーダーすることも可能です。
厳選され、丹念になめされ、色付けされた本革のラグビーボールを手に持つと、柔らかくて繊細なテクスチュアであることがわかります。この本革が車両の内装にふんだんに使われているのです。
もったいなくてグラウンドで実際に使うことなんて恐れおおいラグビーボールですが、観賞用もしくはサインボールとして欲しい人は、近くのロールス・ロイスの正規ディーラーに問い合わせてみるといいでしょう。
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