数億円のスーパーカーは社用車にできる? 微妙な境界線を税理士に聞いてみた
社用車といえば、地味なバンやワゴンのイメージですが、世の中には、フェラーリやランボルギーニを社用車にしている人もいるといいますが、本当にスーパーカーを社用車にできるのでしょうか。
社用車にはできるが気をつけたいポイントも
スーパーカーといえば、誰しもが憧れを持つクルマです。そんな高嶺の花ともいえる存在を仕事に使うための「社用車」にできるという話があります。
一般的に、社用車は軽自動車やコンパクトカーなどのエントリーグレードから商用バンやトラックなどが用いられ、積載性や機動力が特徴なモデルが多いです。
実際に、フェラーリやランボルギーニといったスーパーカーを社用車にできるのでしょうか。
スーパーカーの社用車扱いについて、東京都台東区に事務所を置く、樋口貴夫税理士にお話をうかがいました。
――スーパーカーは社用車にできるのでしょうか。
スーパーカーを社用車にできるかは、ケースバイケースです。最終的には、税務署が判断することなので断言ができません。その前提でいえば、自動車に関連する事業を営む会社が、営業活動の目的で社用車とする場合であれば認められる可能性もあります。
また、クルマにかかる費用も、業務上必要なものであれば、ガソリン代や整備費、自動車保険といったものも、計上できます。
――スーパーカーを社用車にする場合、気をつけた方が良い点はあるのでしょうか。
法人として事業で使っていることがしっかりと説明できることが重要といえます。たとえば、運行日誌や出張にいった際の履歴など、証明になるものがあることが望ましいです。逆にいえば、法人名義で購入していたとしても、明らかに私用でしか利用していなかった場合は、経費計上が認められない可能性が高いです。
――法人化していない個人事業主の場合はどうなるのでしょうか。
ほぼ難しいと考えて良いでしょう。法人の場合100%営利活動のために存在しているのに対し、個人の場合は半分仕事で半分プライベートと捉えられる可能性が高いです。
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スーパーカーを社用車にできるかは、ケースバイケースといえますが、できないことはないようです。ただし、経費として計上可能かどうかは、事業上の必要性および事業に使用したかどうかを証明できるかどうかがポイントといえます。
法人経営者だが、社有車に税金対策として高級車を持つのは一般的。当方もそう。
記事にも指摘があるが、
1.マイカーを別途所有していること。それらの運行経費が家計から出ていること。
2.法人の業務形態上必要と認められること。
が、必須項目。
しかし実際には、高額車で顧客にいけばそれ相応な目で見られるから、その点が一番重要だろう。
不相応かどうか。経営者の力量を測られていると気がつかない人は企業をつぶしてしまう。
例えば最近では弁護士といえどもベンツSクラスで乗り付けると、良い印象は持たれない。
ショーファードリブンなら、高級ワンボックスを使った方が良い。
当方もEVなんかで行くと結構好意的に見ていただける。
価格的になベンツのCかEの範疇。
と言うことで、フェラーリを社有車に出来る経営者は、フェラーリと商売上密接なら仕方ないが、税務署の査察にしっかり対応出来る経営状態であっても、ろくでもない人だと思われることにKYな経営者。