ホンダ新型「フィット」明らかに! 斬新顔に「大刷新」? 細スギ「ヘッドライト」が超カッコイイ! 大人気「コンパクトカー」に新モデル中国で登場へ

ホンダ「フィット」のマイナーチェンジモデルの情報が、中華人民共和国 工業情報化部が発表したリストから発見されたという情報が話題になっています。大きくフロントフェイスが変化するようです。

新型フィットが公表された?

 中国で、ホンダ新型「フィット」のスクープが公開され話題になっています。これはどうやら中華人民共和国 工業情報化部が発表したリストから発見されたようです。

え?新型フィット?(画像:中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部))
え?新型フィット?(画像:中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部))

 ちなみに中国でホンダは、東風ホンダと広汽ホンダという2つの合弁会社からクルマを販売しています。

 日本のフィットと同じモデルは、東風ホンダからライフ、広汽ホンダからは「フィット」の名称で販売されています。中国 工業情報化部の情報では、“フィット”と呼ばれていますから、広汽ホンダのモデルを対象としているようです。

 中国 工業情報化部が公表した画像で確認できる新しい顔つきの特徴は、非常に上下に薄いヘッドライトが採用されていることです。

 現行フィットの特徴である、くりくりとした目玉のようなヘッドライトから大きく変更されています。では、どうして、こういう顔にしたのでしょうか。

 単純に考えられるのは、2020年にデビューし5年目を迎えた現行「フィット」のリフレッシュが目的です。特徴であった大きなヘッドライトがなくなってしまうと、これがフィットであることがわからなくなります。まさにイメージ一新、リフレッシュとしては、非常に効果が大きい変更です。

 さらに言えば、こうした薄いヘッドライトは、現在のトレンドでもあります。どういうことかといえば、このような薄いヘッドライトは、最新技術があって、はじめて実現するデザインです。

 これまでは、もっと大きなスペースがないと、走行に必要な光量が確保できませんでした。ところが、最近のライト技術の進化によって、状況が一変しています。最新技術であれば、上下15mmあればヘッドライトに使えるライトが埋め込めるようになっているのです。

 そうした技術の実用化により、薄いヘッドライトが、今、猛烈な勢いで増えています。その筆頭がトヨタです。現行型「プリウス」には、ハンマーヘッドと呼ぶ、シュモクザメをモチーフにしたデザインが採用されています。このデザインは、薄いヘッドライトの存在が大前提となります。

 そういう意味で、今回の画像にある、くりくりの目のような大きなヘッドライトから、薄い線のようなライトへの変更は、そうしたトレンドの波を追いかけたものと言えるでしょう。

 現在のところ、ホンダからの公式アナウンスはまだありません。中国仕様限定で、日本を始め他国ではこの仕様とならない可能性も大いにあります。

 ちょうど2025年4月23日からは、上海モーターショーがありますから、そこで何らかの情報発信がされるかもしれません。とりあえずは、上海モーターショーで、動きがあるのかに注目しましょう。

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Writer: 鈴木ケンイチ

1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。

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