600馬力超が当たり前!? 最新スーパーセダン3選
600馬力を軽く上回るほどのハイパフォーマンスモデル
●BMW「M5 コンペティション」
BMWの関連会社の「BMW M社」は、高性能モデルや特別注文プログラム「BMW Individual」による車両の製造などをおこなっており、「M」が付けられたモデルは特別な性能が与えられます。
「7シリーズ」を頂点とし、その下に位置するミドルクラスセダン/ワゴンの「5シリーズ」にも2代目から高性能版である「M5」がラインナップしています。
現行モデルのM5は2017年にデビューしましたが、さらにハイパフォーマンス化された「M5 コンペティション」が2019年1月に加わりました。
搭載されるエンジンは4.4リッターV型8気筒ターボで最高出力625馬力を発揮。8速ATを介してシリーズ初となる4WDシステム「M xDrive」によって路面に伝えられ、0-100km/h加速は3.3秒を誇ります。
サスペンションもM5に対してさらにチューニングがおこなわれており、M5 コンペティションの名の通り、サーキット走行時の性能を際立たせています。
外装は派手なエアロパーツはなく、カーボンファイバー製ルーフやアルミニウム製のエンジンフードなどの軽量化部品に、開口部が大きいエアインテーク付きバンパーなど、M5の装備をそのまま搭載し、一見するとM5 コンペティションであることは主張していません。
M5 コンペティションの価格は1823万円です。
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500馬力、600馬力というパワーは、普通の人にしてみれば使い切ることもできないので、無縁な存在です。
しかし、プレミアムなクルマではスペックこそ重要ですから、各メーカーは競い合う結果となります。
危険なほどのパワーですが、その一端に触れてしまうと、もう離れられなくなってしまうのかもしれません。