スバル新型レヴォーグはダウンサイジングターボ搭載か!? 目指すのはドイツのプレミアムブランド
新型レヴォーグの発売は2020年6月頃か!?
その一方で、ボディをむやみに拡大することはありません。ボディスタイルも、サイドウインドウの下端を極端に後ろ側へ持ち上げるウェッジシェイプは避けます。スバルには、良好な視界などにより、走る前から安全を確保する「0次安全」の考え方があるからです。
現行インプレッサは、先代型に比べると斜め後方の視界が悪化したので、これ以上見にくくすると0次安全の考え方も成立しなくなります。従って新型レヴォーグの外観が大幅に変化することもないでしょう。フォレスターの先代型と現行型のデザインがキープコンセプトだったように、レヴォーグも基本デザインを踏襲します。
スバルの販売店によると「今のところ次期レヴォーグに関する情報は、メーカーから聞かされていません。発売時期なども分かりません」とのことです。
それでもスケジュールは、現行レヴォーグに近いと思われます。現行型は2013年の東京モーターショーにプロトタイプが出展され、翌年2014年4月に発表、6月に納車を伴う発売となりました。
ただし発表が4月で発売が6月なのに、受注は2014年1月4日に開始しました。早い段階から大量の受注を溜めておけば、生産計画も立てやすくなるためです。
しかしこの売り方により、ユーザーと販売店は迷惑を被りました。実車も見ないで、商談をしなければならないためです。
現行レヴォーグの発売当初、スバルディーラーのセールスマンは「いままでこのような売り方をしたことはありません。クルマを見ないで、資料だけで商談するのは難しいです。
また早々に受注を開始すると、納車まで長期間にわたってお客様のケアをしなければならず困っています」と悩んでいました。
確かに納車を待つ顧客を放っておくわけにはいかず、定期的に連絡も取らねばなりません。その人数が増えると、手間も要するでしょう。
さすがに新型レヴォーグでは、このような無理な売り方はしないようですが、発売が6月頃になると受注の前倒しがおこなわれる可能性はあります。
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新型レヴォーグも、優れた商品に仕上がっていると思うので、ユーザーが納得して購入できるようにして欲しいものです。
購入を希望するユーザーには、プロトタイプを試乗する機会を提供するなど、スバルらしいユーザー目線の販売促進に期待したいです。
Writer: 渡辺陽一郎
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。
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