惜しまれつつ消えた名車に迷車!? 再評価されるべき車5選

毎年、多くの新型車が発売されますが、同時に消えていってしまうクルマもあります。しかし、消えていったクルマのなかには、いまなら売れるかもというモデルもあります。そこで、再評価に値するクルマを5車種ピックアップして紹介します。

出るのが早すぎ!? いまならもっと売れるかも!

 国内外の自動車メーカーは、毎年数多くの新車、新型車を発売します。その影で、消えてしまうクルマがあるのは避けられません。

 生産が終了する理由はさまざまですが、なかには再評価されてもいいようなクルマが存在します。

 そこで、かつて販売していたクルマのなかから、再評価に値するクルマを5車種ピックアップして紹介します。

●ホンダ「アコードエアロデッキ」

スタイリッシュなステーションワゴンのような「アコードエアロデッキ」
スタイリッシュなステーションワゴンのような「アコードエアロデッキ」

 ホンダの現行ラインナップでミドルクラスのセダンである「アコード」は、1976年に初代が発売されました。

 当初のボディタイプはハッチバックのみでしたが、後にセダンを追加します。そして、1985年に3代目が発売されますが、このときにハッチバックが「エアロデッキ」という3ドアのステーションワゴンタイプに変わります。

 アコードエアロデッキはロー&ワイドなフォルムに加え、フロントからリアへ微妙なカーブを描いて流れるロングルーフデザインを採用。

 デザインは、欧州のセダンをベースにステーションワゴンに改造された「シューティングブレーク」を彷彿とさせ、それまでの国産車には無い非常にスタイリッシュなフォルムです。

 この新しいフォルムは、リトラクタブルヘッドライトを採用したフロントフェイスと相まって、優れた空力性能を達成しつつ、大人5人がゆったり座れる居住スペースをも両立。

 さらにトップグレードの「2.0Si」には、最高出力160馬力を発揮する新設計の直列4気筒DOHCエンジンを搭載するなど、見た目だけではなくスポーティな走りも実現しています。

 4代目アコードはセダン、クーペ、ステーションワゴンとなったため、エアロデッキはこの代限りでした。3ドアでは使い勝手の面で厳しいですが、これほどスタイリッシュなステーションワゴンならば、いまでも人気が出るのではないでしょうか。

●日産「テラノ」

いまも語り継がれるほど秀逸なデザインだった「テラノ」
いまも語り継がれるほど秀逸なデザインだった「テラノ」

 日産には「パトロール」というオフロード車が1950年代から存在していました。その流れを汲んだクロスカントリー車の「サファリ」が1980年に発売されます。

 サファリは悪路走破性を高めていたものの、無骨すぎて一般受けするデザインとはいえませんでした。

 そこで、日産はサファリよりも小型でスタイリッシュなクロスカントリー車「テラノ」を1986年に発売します。

 テラノは「ダットサントラック」のはしご型フレームに、ワゴンタイプのボディを搭載して製作されましたが、これは当時のクロスカントリー車としては一般的な手法でした。

 発売当初の「テラノ」は2ドアのみでしたので、使い勝手は決してよいとはいえませんでしたが、それを払拭してしまうほど優れたデザインが評価され、折しも「RVブーム」「スキーブーム」が始まろうとしていた時代背景もあり、「テラノ」はヒット作となります。

 北米でも「パスファインダー」という名で発売され、やはり大ヒットします。

 本格的な悪路走破性があり、ボディサイズは5ナンバー枠に収まる手ごろなサイズですので、現在のSUVブームにもマッチすることでしょう。

●マツダ「ボンゴフレンディ」

完全に車中泊ブームを先取りしていた「ボンゴフレンディ」
完全に車中泊ブームを先取りしていた「ボンゴフレンディ」

 1966年、初代マツダ「ボンゴ」は、キャブオーバースタイルの外観に4輪独立懸架を採用したトラック、商用バン、乗用ワゴンの「コーチ」をラインナップして発売されました。

 当時の商用バンではベストセラーとなり、ワンボックスカーの代名詞になります。その後、2代目では9/10人乗りの「ボンゴマルチワゴン」や、同クラス初のディーゼル車追加など、幅広いニーズに対応しました。

 1995年には「ボンゴワゴン」の後継車として、ボンネットがあるセミキャブオーバースタイルの「ボンゴフレンディ」を発売。

 ボンゴフレンディ最大の特徴は、キャンピングカーのポップアップ式テントと同様に、ルーフ部分を電動で持ち上げることで展開される「オートフリートップ」搭載車をラインナップしていたことです。

 1列目と2列目シート間の天井にあるアクセスホールから2階へアクセスでき、その広さは大人2人が就寝するのにも十分なスペースで、アウトドア派のユーザーからは高い人気を得ます。

 しかし、見た目はセミキャブオーバースタイルのミニバンながら、エンジンを前席下に搭載する旧来のキャブオーバー型FR駆動だったため床面が高く、室内はライバルよりも狭くなっていました。

 現在の「車中泊」ブームを先取りしていましたが販売は低迷し、2005年に生産を終了。ボンゴフレンディは出るのが早すぎたのかもしれません。

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コメント

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2件のコメント

  1. エアロデッキの2.0Siか・・懐かしいな。

    営業車として所有していたが、スタイルも走りも良かった。

  2. 購入前には、営業マンから不人気車でセダンを勧められたのだが、実車を試乗してその良さを実感、その後14年間、10万キロを楽しませてもらいました、siだった