ついに2019年12月で生産終了! 日産「キューブ」の歴代モデルを振り返る
居住性が増した、現行モデルのキューブ
現行モデルである3代目キューブは2008年に発売されました。
2代目モデルよりもボディをひと回り大きくし、室内空間を充実したものに。それにより使い勝手や居住性が向上し、より快適な仕様となっています。

2代目で印象的だった大きな格子状のグリルは縮小されており、丸型ヘッドライトも変更されました。角ばったフォルムもやや丸みを帯び、一見キューブとわかりにくい部分もありますが、左右非対称ボディや片開のバックドアなど、歴代のキューブの特徴を継承している部分もあります。
これまでのモデルは日本市場のみの販売だったキューブですが、3代目からは海外市場にも進出しています。ヨーロッパやアメリカ、韓国で発売され、車名は日本と同様の「Cube」としました。2018年には「2018年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞し、長年日本人に親しまれたデザインが評されたのです。
3代目発売から10年以上経った2019年、日産の売り上げを牽引したキューブの生産終了が発表されました。
「ハイトワゴン」は軽自動車の鉄板ジャンルとなっており、先進安全技術が設定されていないキューブが苦戦を強いられていたことなどが生産終了の原因なのではと考えられます。
※ ※ ※
キューブは街中で見かける機会も多く、一時は大ヒットを記録したクルマで、生産終了の知らせは衝撃という人も多いでしょう。
キューブは日産がコンパクトカーの旗手の一角として開発しただけあって、現在でも十分な快適性と燃費の良さを保っています。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。




















