豊田市で自動運転車と一般車の接触事故が発生! 自動運転は本当に安全なのか?

愛知県豊田市で、実証実験中の自動運転車と一般車の接触事故が発生しました。自動運転は安全なのでしょうか。また、事故が起きた際の責任はだれにあるのでしょうか。

自動運転車と接触事故! 責任の所在は?

 自動運転で事故が起こったら、だれの責任なのでしょうか。また、自動運転は本当に安全なのでしょうか。

 多くの人が抱く素朴な疑問が現実となる出来事が、日本で起こりました。

自動運転車と一般車の接触事故が発生(画像はイメージ)
自動運転車と一般車の接触事故が発生(画像はイメージ)

 愛知県豊田市で、試験走行中の自動運転車と一般車と接触事故が発生。幸いケガ人はいませんでした。自動運転の車両管理者は名古屋大学で、自動運転の主体は豊田市です。

 豊田市の発表によると、事故が発生したのは2019年8月26日の午後2時20分頃、場所は市内の一般道路。豊田市美術館で開催中の「クリムト展 ウィーンと日本 1900」(2019年7月23日から10月14日)に合わせて、名鉄豊田市駅から豊田市美術館までの約1.3kmで、8月29日から一般の人を乗せて自動運転の実証試験をおこなう予定でした。

 事故は、実証試験をおこなう前の試験走行中に起きました。試験走行は8月21日から23日まで3日間おこなわれており、事故があった26日は試験走行4日目にあたります。

 事故原因については、本稿執筆時点では調査中とされています(2019年8月28日現在)。事故の状況は、一般車が自動運転車を右側から追い越そうとした際、自動運転車が右側に寄り、自動運転車の右側面と一般車のフロントフェンダーが接触し、フェンダー左側の下が破損しました。

 損傷の状態から見て、自動運転車はかなり鋭角に右側に寄ったと思われます。この事故を受けて、8月29日からの一般の人を乗せておこなう予定だった実証試験は中止されました。

 使用された自動運転車は、ヤマハ発動機がランドカーという名称で発売しているゴルフカート(4人乗り仕様)をベースに、名古屋大学などが各種センサーなどを取り付けたものです。現在、日本国内での自動運転試験では、数多く使われているものです。

 今回の車両には、天井部分に米ベロダイン社製のライダーがあります。筆者(桃田健史)は以前、ベロダイン本社を取材した経験がありますが、同社のライダーはレーザーをレーダーのように使い、半径数十メートルから100メートル程度の状況を立体的な画像で表示することができます。

 8月29日のNHKなど各種報道によると、車両では事前にデータを収集した、高度な三次元地図であるダイナミックマップを基盤として走行していたことが分かりました。

 一般的に、ライダーでリアルタイムでの周囲の情報を確認しながらダイナミックマップとの差を検出します。これを、差分(さぶん)といいます。

 差分は障害物として認識されるため、自動運転車は衝突の回避、または停止することになります。そのため、今回の事故の原因は、差分の検出におけるなんらかも誤作動の可能性があります。

 こうした技術手法を用いて、自動運転レベル3で走行していたとみられます。レベル3では、運転の主体はクルマのシステムになります。

 実証試験では、“もしもの場合”に手動でブレーキやハンドルの操作を行うための運転補助者が乗車します。運転補助者は両手を離した状態で走行が可能です。

 各種報道によると、今回の事故では、自動運転車が右側に寄った際、運転補助者はブレーキを踏んだが間に合わず、一般車と接触した模様です。

接触事故が発生! ゴルフカート型の自動運転車など画像でチェック(14枚)

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コメント

1件のコメント

  1. こんな産物は避けるに限るな、特にトヨタが絡むと司法はトヨタの陣営かのような判断をくだすだろうし、以前はトヨタと日野が絡んだバスとバイクの接触事故でも警察はバスに優位な事故検分をしたし、最近は高価な競走馬を輸送するトラックよりトヨタ関係の車のほうが恐ろしいわ