ヤマハ製エンジン“2基”搭載! 超小さな「“2人乗り”コンパクトカー」登場! レトロなデザインが超カッコイイ「クラシック・ミニ カスタム」米で落札
世界中で今でも人気を集める通称“クラシック・ミニ”に、ヤマハ「YZF-R1M」の直列4気筒エンジンを搭載したカスタムカーがオークションに登場。最終的には5万2500ドル(約804万円)で取引成立となりました。その詳細を見ていきましょう。
“クラシック・ミニ”にヤマハバイクのエンジン2つを積んだカスタムカー!
2024年12月10日、アメリカのカーオークションサイト「Bring a Trailer」で、1990年製のミニが落札されました。
最大の特徴はそのパワートレイン。ヤマハ「YZF-R1M」のエンジンを換装したというこのミニについて、詳細を見ていきましょう。
通称クラシック・ミニは英国のブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が1959年に発売した小型乗用車。当時はまだ珍しかった前輪駆動方式を採用しており、その後40年間に渡って生産されました。
今回出品されたカスタムカーは、1990年製のクラシック・ミニをベースにしています。外観は現行のBMW製となった「ミニ」にも通ずるおなじみのデザインですが、側面には巨大なフェンダーを装備しています。また、ドアパネルはカーボンファイバー製に変更されているようです。
さらにサンルーフや透明なテールライトレンズ、それに円錐形の三角柱サイドミラー、なども追加。また、フロントグリルの上には“鼻”を思わせる2つのエアインテークが置かれています。
内装はレーシングカーらしい姿に徹底改造。5点式ハーネスを備えたレーシングシートに13インチ・コンポモーティブ・ホイール、スパルコ製のステアリング・ホイール、ロールバーや鋼鉄製のフロアプレートなどが配置されています。
そしてパワートレインには、ヤマハ「YZF-R1M」に搭載されていた水冷DOHC4気筒エンジンを2つ搭載。こちらに6速シーケンシャルトランスミッションなどが組み合わされています。
このエンジンは片方だけでも走行できるそうです。ただし、ハロゲンヘッドライトが付かなかったり、カリフォルニア州の排ガステストには合格していなかったりといった問題はあるようです。
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このクラシック・ミニカスタムに対し、オークションでは108件の入札があり、最終的には5万2500ドル(約804万円)で取引成立となりました。
吸気にキャブがついているので、これは2015~2024年のYZF-R1Mのクロスプレーンエンジンではなく、1998~2001年の初代YZF-R1(4xvか5JJ)のエンジン×2だと思われます。