世界で1番生産された車トヨタ「カローラ」 半世紀経っても愛され続ける理由とは
バブル崩壊から21世紀にかけてカローラはどう変化した?
●8代目カローラ
1995年に発売されたカローラは、バブル景気が崩壊したことにより大きなコストダウンを実施して発売されました。

基本構造は先代と同様となっており、耐久性の向上をおこないつつも、内外装を安く仕上げることで低廉化を図ったのです。
国内向けには4ドアセダンのみの販売としていましたが、海外向けにはリフトバックを販売し、国内外のそれぞれの市場に合わせた生産がおこなわれました。
●9代目カローラ
2000年に「New Century Value」をコンセプトに掲げ発売された、9代目カローラ。それまでは中高年のユーザーが多かったことから、保守的なデザインを継承し続けていましたが、丸みを帯びたデザインへと一新。
さらにカローラレビンなどのスポーツモデルを廃止して、ワゴンは名称を「カローラフィールダー」としました。
プラットフォームも新たなものへと変更をおこない、エンジンには新開発のガソリンエンジンを採用。安全装備として「横滑り防止機構(VSC)」や「トラクション・コントロール(TRC)」などを、初めて搭載しています。
日本を含めた各国共通のプラットフォームを採用したカローラは、この9代目で最後となりました。
●2019年秋、新型カローラ発売
ヨーロッパや北米で先行デビューをしたカローラ(セダン)とカローラ ツーリング(ワゴン)が、2019年秋に日本でも発売されます。
新型カローラはグローバルモデルと同様の新世代プラットフォーム「TNGA」を使用し、幅広で低い重心のシルエットとしました。
TNGAを採用することにより、乗り心地と走行性能の向上を実現。サスペンションは、走行実験を重ねてチューニングが施されたものを搭載しています。
ハイブリッドモデルは、低燃費であるとともに環境性能や走行性能に優れたものを使用しました。
安全性能では予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車標準装備とし、グレード別で「パーキングサポートブレーキ」を搭載しています。
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日本だけでなく世界的に人気の高いカローラ。2018年は中国では5位、アメリカでは7位の販売台数となりました。日本での新型カローラ発売はまもなくとなっており、高い注目が集まっています。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。


























































