夏みかん色のガードレール? 白色以外のガードレールが存在する理由とは
ガードレールの色について、法的にはどういう規定が?
そもそも、ガードレールの色は白以外でも良いのでしょうか。
国土交通省の「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」の概要の「4.景観に配慮した防護柵整備にあたっての留意事項」には以下のような記載があります。
「4-3 色彩:防護柵の色彩は、地域の特性に応じた適切な色彩を選定することが原則である。(後略)」
「4-4 防護柵の統一と他施設との調和:景観的基調が同一の場合には、同一種類(形状、色)の防護柵を設置する。また、近接して設置される他の道路付属物等との調和を図る」
明確な色の指定はなく、地域によって色は選ぶことができるうえ、設置場所付近の道路付属物などによっても色を選ぶべきとのことでした。
しかし、現状ではほとんどの地域で白色のガードレールを採用しています。また、ガードパイプなどは景観条例が定められている観光地では、こげ茶色が採用されるなどしています。
山口県の「夏みかん色」ガードレールは、SNS上に写真を掲載する観光客がいるなど、いまでも名物として認知されているようです。
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