日本で一番売れているクルマは一強時代!? 2019年上半期軽自動車販売台数トップ5
ヒンジドアのハイトワゴンも人気を維持
●第4位 日産「デイズ」7万9789台(前年比111.2%)
第4位は日産「デイズ」がランクインしました。デイズは三菱の3代目「eK」シリーズと共同開発された軽ワゴン車で、初代は2013年に発売され、ベースモデルとスポーティな「ハイウェイスター」が選べるなど、人気となりました。
また、後席スライドドアの派生車として「デイズ ルークス」も存在しています。
2019年のモデルチェンジで登場した2代目デイズは、日産が推進する取り組みである「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」として先進安全装備を拡大。
高速道路の渋滞走行と長時間の巡航走行で、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作をクルマがアシストする「プロパイロット」(グレード別設定)や、SOSコールスイッチを押すか、事故発生時にエアバッグ展開と連動して、位置情報、センサー情報とともに専門のオペレーターに自動通報する「SOSコール」(メーカーオプション)を、軽自動車で初搭載して話題となっています。
パワーユニットは最高出力52馬力でJC08モード燃費29.4km/Lの直列3気筒自然吸気エンジンと、同エンジンに加えて、2馬力のECOモーターによってエンジンをアシストする「スマートシンプルハイブリッド」、64馬力を発揮するターボエンジンとECOモーターを組み合わせた、3種類から選択可能(グレードによる)です。
価格は、ベーシックな「S」(2WD)は127万3320円、トップグレードの「ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション」(4WD)は177万8760円です。
●第5位 ダイハツ「ムーヴ」6万8833台(前年比92.9%)
第5位はダイハツ「ムーヴ」でした。1995年にデビューしたムーヴは、スズキ「ワゴンR」とともに市場をけん引し、軽ハイトワゴンを日本の市場に定着させたクルマで、現行モデルは2014年に発売された6代目となっています。
加えて、後席スライドドア装備の派生車「ムーキャンバス」も存在します。
外観はシンプルでオーソドックスなデザインですが、フロント/リアドアが約90度まで2段階で開くことで乗降がしやすくなっていたり、室内では前席のヘッドレストを外してシートを「ロングソファモード」にしてくつろいだり、リアシート分割ロングスライド/分割リクライニング&可倒など、多彩なシートアレンジが可能で、使い勝手は良好です。
また、衝突警報機能(対車両・対歩行者)/衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)などの安全運転支援機能を含む「スマートアシストIII」搭載車はサポカーS〈ワイド〉に適合しています。
パワーユニットは最高出力52馬力でJC08モード燃費31km/L(2WD車)の直列3気筒自然吸気エンジンと、64馬力でJC08モード燃費27.4km/L(2WD車)のターボエンジンを用意。
ベーシックグレードの「L」(2WD)の価格は111万2400円、トップグレードの「Xターボ“SA III”」(4WD)は147万4200円となっています。
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ボディサイズや排気量など日本独自の規格である軽自動車は、海外輸出に頼ることが難しいため、日本市場に特化した進化を歩んできました。
近年は質の向上にともなって、コンパクトカーと変わらないほど価格も高額になりましたが、それでも売れているのは確かです。
なかでもN-BOXの販売台数は抜きん出ており、2位以下に大差をつけています。もうしばらくはN-BOX一強時代が続くのではないでしょうか。
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