手ぶらでOK! 初心者でも気軽に楽しめる道の駅併設のキャンプ場4選
キャンプはしてみたいけど、道具を揃えたり準備をしたり運んだりするのが面倒という人に、道具のレンタルが充実しているキャンプ場をピックアップ。初心者でも食事や食材の用意が簡単にできる、道の駅に併設されたキャンプ場を紹介します。
手軽にキャンプを始めるならレンタルが充実した施設が便利
近年のアウトドア人気は一過性のブームではなく、文化といっても過言ではないほどです。なかでもキャンプは大いに盛り上がりを見せ、キャンプ人口は年々増加しています。
大人気のキャンプを始めるにあたり、一番のネックとされているのが道具を揃えることです。
昨今は、ネット通販の普及で以前より簡単かつ安価にキャンプ道具を購入できるようになりましたが、それでも全部を揃えるとなるとまとまった金額が必要になり、キャンプ入門のハードルになっているのも確かです。
そこでお勧めしたいのが、レンタルグッズや食材が揃い、手軽にキャンプを楽しめる「道の駅のキャンプ場」です。
道の駅でキャンプといっても、駐車場にテントを張ったりするのはマナー違反。そこで今回は、道の駅にキャンプ場が併設されている、オススメの施設を紹介します。
●道の駅「☆ロマン街道しょさんべつ」(北海道苫前郡)
初山別村の観光スポット「みさき台公園」全体が道の駅として登録されている「☆ロマン街道しょさんべつ」。公園内にあるオートキャンプ場では「てぶらdeキャンプ」というプランを実施し、テントセットやシェラフ、テーブルなどキャンプに必要な道具を貸し出しています。
なにより嬉しいのが、ラムロースやホタテや八角といった地元食材(時期により内容は異なります)のバーベキューセットをオーダーできること。バーベキューコンロのレンタルはもちろん、飲物や使い捨て食器、調味料などの備品の配達もあり、本当に手ぶらでキャンプ料理の代表格であるバーベキューを満喫することができるのです。
また、公園内には日帰り入浴のできる温泉や天文台、ゴーカート場、パークゴルフ場などがあり、キャンプ以外にも楽しめるのが特徴。キャンプ入門者にもってこいの道の駅&キャンプ場です。
●道の駅「しんごう」(青森県三戸郡)
「しんごう」のある新郷村は、十和田湖の東玄関口にあたり、「キリストの墓」や「ピラミッド」があるという不思議なエリアです。
この謎めいた村の公園「間木ノ平グリーンパーク」が道の駅として指定されていて、65ヘクタールもの広大な敷地内には約500人収容の一般キャンプ場や8棟のバンガロー、58区画のオートキャンプ場があります。
こちらは寝具のレンタルがないため完全に手ぶらというわけにはいきませんが、テントの貸し出しやバンガローがあるので荷物は少なめで済みます。
食事は、「地場産品直売センター」で産直野菜や旬の山菜などを買って炊事場やレンタルバーベキューコンロで調理するもよし、パーク内施設で生肉にこだわった食材セットのバーベキューを楽しむのもよいでしょう。
また、食堂で提供される「牧場ランチ」も注目で、このメニューにはパーク内のミルク&ハム工房で生産しているベーコンや牛乳が使われています。
●道の駅「奥飛騨温泉郷上宝」(岐阜県高山市)
北アルプス山麓の湯の宝庫「奥飛騨温泉郷」にある道の駅が「奥飛騨温泉郷上宝」で、広大な高原川の上流部に隣接し、眼前には雄大な焼岳が広がります。
併設される「奥飛騨温泉郷オートキャンプ場」は、そんなロケーションを活かした豊かな自然を満喫できるキャンプ場で、湯の宝庫らしく無料で利用できる露天風呂があるのがポイントです。
キャンプに必要な道具はほとんどレンタルで揃い、なかでも調理関連が充実しています。鍋ややかん、食器などをまとめた基本のクッキングセットから、お玉やザルといった小物、キャンプ料理の定番アイテムのダッチオーブンまで、多くの調理器具を借りられます。
キャンプ場内の売店や道の駅の物産館でちょっとした食材は揃いますが、クルマでおよそ5分の距離にあるスーパーマーケットで販売されている飛騨牛がキャンパーに人気です。
●道の駅「宇目」(大分県佐伯市)
大分県と宮崎県の県境近く、北川ダムの畔に位置する道の駅「宇目」。併設される「うめキャンプ村」にはオートキャンプサイトとケビンがあり、アスレチックやキャニオニングツアー、流しそうめん体験など、さまざまなアトラクションが用意されているのが特徴です。
気になるレンタル用品は、テントや寝袋、炊飯器といった大物は揃いますが、包丁やまな板、フライパンなどの調理器具は自身で用意する必要があります。
バーベキュー台はケビン、キャンプサイトともに完備。網や木炭、着火剤の販売もあり、地元の肉と野菜を使った食材のセットやジビエ肉セットもお願いできます。
また、道の駅のレストハウスの食事も注目で、母傾山系の大自然で育った天然のイノシシ肉を使用するラーメンや鍋といった珍しいメニューを用意。椎茸の発祥の地ならではの郷土料理「しいたけ飯」なども楽しめます。
※ ※ ※
今回紹介した「道の駅×キャンプ場」に限らず、キャンプ場は基本的に予約が必要なところがほとんどです。また、レンタルグッズや備品の販売、食材は数に限りがあり、事前の予約が必須となります。
手軽なキャンプを始める第一歩は「入念なプランニングと予約から」といえるほどなので、まずは各キャンプ場の公式サイトで営業期間や予約先などの詳細の確認をしてみてはいかがでしょうか。
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