なぜ高級外車で「あおる」? 急激にあおり運転が増えた理由とは
なぜ「あおり運転」は急激に増えたのか?
今回の常磐自動車道で発生した事件以前からも、ここ数年で「あおり運転」の被害を訴える人が急増しています。
前述の心理的な要因であれば、昔から「あおり運転」という行為が存在していたと予想できますが、なぜ最近になって注目されているのでしょうか。

あおり運転被害の増加について、大手カー用品店のスタッフは、次のように話します。
「最近になってあおり運転の被害が増えたように見えるのは、ドライブレコーダーとSNSの普及が大きな要因だと思います。
ドライブレコーダーが一般化すると、その分被害の証拠が増えます。それを、SNSを通して拡散することで、多くの人の目に触れることになったのではないでしょうか。
また、テレビなどでその被害映像が流れるたびに、『自分も被害にあったらSNSにアップしよう』と思う人も増えてきます。その結果、連日のようにニュースとして取り上げられているのだと思います」
元々、ドライブレコーダーが普及するきっかけとなったのは、2017年6月に東名高速道路で発生した事件がきっかけといわれています。
この事件で、逮捕された容疑者の異常行動が大きな話題となり、同様の被害を防ぐために有効な手段として、ドライブレコーダーが注目を浴びました。
それ以降、ドライブレコーダーの映像は警察が加害者の捜索に使用するほかに、裁判になった際の有益な証拠として使われているケースもあります。
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クルマは、「走る凶器」ともいわれます。正しい運転マナーや道路交通法を守らないと、重大な事故や事件に発展する可能性があるため、クルマに乗る一人一人が安全運転を意識することが大切なのかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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