漫画に登場するクルマはカッコいい? 走り屋達が憧れたクルマ3選

ひと昔前には、漫画に憧れてクルマを買ったという人が少なからずいました。今回は、走り屋系の漫画に登場した主人公が乗っていた憧れるクルマを3台紹介します!

漫画の主人公が乗っていたあの名車とは?

 クルマ漫画の多くは、非合法な改造やレースを題材にしたものが多くあります。そのなかに登場するクルマは、漫画の人気とともに中古車市場でも高騰するなど、現実社会にも影響を与えたほどでした。

 当時、青年だった人がお金を貯めて、漫画の主人公が乗っていた名車を購入するというエピソードもあります。今回は、走り屋系の漫画に登場したクルマを3台紹介します。

●初代フェアレディZ(湾岸ミッドナイト)

「湾岸MIDNIGHT」に登場する「悪魔のZ」のイメージでモデファイされた「フェアレディZ」
「湾岸MIDNIGHT」に登場する「悪魔のZ」のイメージでモデファイされた「フェアレディZ」

「湾岸ミッドナイト」は、楠みちはるが描いた人気漫画で、主人公が乗る「悪魔のZ」(S30型・初代フェアレディZ)と首都高速で公道バトルを繰り返す、クレイジーな数多くの挑戦者達の物語です。

 1990年に不定期連載が開始された後、版元が変わり1991年から2012年まで連載し、さらに2014年から2015年にかけて元の版元で連載します。2016年には再度別の版元で連載するなど、20年以上に渡り版元を変えてのシリーズ連載なので、有名なコミックですがすべてを読んだ方は少ないかも知れません。

 ディスコでウェイターのアルバイトをする高校生の主人公が乗る「フェアレディZ」は、初期ではφ89ピストンとLD28(2.8リッターのディーゼルエンジン)クランクによるL28改3.1リッターエンジンに、三菱重工製TD06タービンをツインで装着した500馬力仕様で、最高速度300km/h以上。

 対する「首都高速湾岸線の黒い怪鳥・ブラックバード・湾岸の帝王」と呼ばれる、ライバルの大学病院に勤務する形成外科医が乗るポルシェ「930ターボ」は700馬力を発揮。両者の共通点として、生活に必要なこと以外にはお金を使わず、すべてをクルマにかけていることです。

 ほかにもシリーズ中にはフェラーリ「テスタロッサ」や日産「スカイラインGT-R(R32/R33/R34型)」「フェアレディZ 300ZX(Z31型)」、ホンダ「S2000(AP2型)」、トヨタ「スープラ RZ(JZA80)」、マツダ「RX-7(FD3S型)」などが細かく描かれていますので、スポーティカー好きは読んでいて飽きない作品になっています。

●初代ソアラ(シャコタン☆ブギ)

「シャコタン☆ブギ」では初代「ソアラ」をベースにヤンキー仕様に改造したものの、後に走りに目覚める
「シャコタン☆ブギ」では初代「ソアラ」をベースにヤンキー仕様に改造したものの、後に走りに目覚める

「シャコタン☆ブギ」は、楠みちはるが描くクルマと女の子のナンパが大好きな主人公2人の青春グラフィティで、1986年から1995年まで連載していました。

 ダブりの高校2年生が当時高嶺の花だったトヨタ「ソアラ」を車高短にしてナンパに明け暮れるストーリーは、当時多かった不良による抗争系漫画とは違い、読んでいてつい笑ってしまうようなシーンや「いかにも青春」的なシーンも多く人気となりました。

 また、主人公が乗る「ソアラ」のボディを水玉模様にしてしまうシーンがあり、中古車価格が下がってきていた90年代前半には、東京近郊でも水玉模様にされた「ソアラ」を見かけたほどです。

 後に「ソアラ」のエンジンは「スカイラインGT-R」のRB26DETT型に換装され、徐々に走りに目覚めていく点や、その他の登場人物の「フェアレディZ(S30型)」、「スカイラインGT(C10型)」なども忠実に描かれているところも見応えがあります。

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