いまでも乗りたい! 人気上昇中の絶版「軽オープンカー」5選
覚えてる? 1年半しか販売しなかったモデルや希少な4シーター軽オープン
●ダイハツ「リーザスパイダー」
1991年11月に登場したソフトトップ2シーターオープンモデルがダイハツ「リーザスパイダー」です。

リーザをベースとしてルーフをカット、手動格納式の幌を装備したモデルで、「遊び心ゆたかなヤング」をターゲットに開発されました。
エンジンは直列3気筒ターボで64馬力/9.4kgmを発生。トランスミッションは3速ATと5速MTが選べました。
ビートやカプチーノなど、本格的な軽オープンスポーツモデルに比べるとボディ剛性が低く販売は低迷、発売から1年半後の1993年には生産が中止されています。
リーザスパイダーは不人気車だったということもあり、現在の中古車市場にほとんど流通していません。逆にいえば相当レアなモデルといえます。
●スバル「ヴィヴィオ Tトップ」
1993年に、スバルブランド40周年を記念した特別仕様車として登場したのがスバル「ヴィヴィオ Tトップ」です。Tは「タルガ」と読みます。

ヴィヴィオTトップは、1992年に登場したヴィヴィオをベースにしたモデルで、3000台限定の特別仕様車です。3分割式のハードトップを手動で外すとオープンモデルへと変貌します。
この状態から、さらに電動でリアガラスを格納することができます。完全なオープンとはならずBピラーは残りますが、この状態では気持ちの良いオープンエア走行ができました。
ヴィヴィオTトップは、軽自動車のオープンモデルながら独立した荷室を持つ3ボックスタイプのノッチバックで、しかも小さいながらも後席を持ち、乗車定員は4名という、珍しいモデルでした。1994年には1000台限定でGX-Tというスポーツモデルも登場しています。
中古車市場では、程度にもよりますが、30万円前後から選ぶことができるようです。
●スズキ「ジムニー」
スズキ「ジムニー」は、1970年に初代が発売された軽クロカン4WDモデルです。

オープンモデル(いわゆる幌モデル)は初代から用意されています。そもそも最初期のジムニーは幌モデルしかなく、のちにバンタイプが登場します。さらにフロントウインドウが前に倒れる「軍用ジープ」スタイルのモデルもありました。
幌モデルは、2代目最後期のJA12型までありましたが、1998年にフルモデルチェンジされた3代目JB23ジムニーでは消滅、3ドアワゴンのみになりました。
中古車市場では、この幌タイプのジムニーはいまだに多くあります。ただしクロカン4WDモデルゆえ、クルマのコンディションはそれぞれの個体で大きく異なります。
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屋根が開き風を感じながら走ることができるオープンカーは、屋根が開くというだけで気持ちよい走りを与えてくれます。ですがその多くが2人乗りだったり、荷物を載せるスペースが少なかったりと、あまり実用的ではなかったりします。
維持費が安い軽自動車だからこそ、逆にオープンカーを選ぶ理由にもなります。
夏が過ぎると、秋の行楽シーズンがやってきますが、オープンカーがいちばん気持ち良いのは、じつはそんな季節です。
Writer: くるまのニュース編集部
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