実は知らない車のオーバーヒート 夏に多いトラブルの対処法とは
オーバーヒート時の正しい対処法とは
クルマがオーバーヒートしたら、停車した後にどういった対応をとればよいのでしょうか。ロードサービス大手のJAFは、次のように説明します。

「オーバーヒートが起きたら、クルマを停めた後エンジンを切らずにボンネットを開け、エンジンルームの風通しをよくします。
エンジンをすぐに切ってしまうと、冷却水の循環が止まることで、一気に温度が上昇したり、エンジンオイルの循環が停止した後、油膜切れを起こして再始動時にエンジンが焼き付く原因となります。
ただし冷却水が漏れていたり、冷却ファンが回っていない場合は、ただちにエンジンを切ってください。
なお、エンジンルームは高温になっているため、ボンネットを開けるときは十分に注意してください」
※ ※ ※
エンジンの冷却が十分におこなわれていないまま、ラジエーター液の量を確認することは大変危険です。熱湯や蒸気が吹き出すことで、やけどなどの危険性があります。すぐにラジエーターキャップを開けることは避けるべきでしょう。
オーバーヒートの後は、まずは十分にエンジンを冷やし、並行してロードサービスや販売店などに連絡を取って対応することが望まれます。
暑い夏の季節となり、行楽シーズンやお盆の時期には道路の渋滞も懸念されるなか、適切な対応方法を知っておくことが重要です。
長距離を走る前には、冷却水やオイル類の点検をおこない、トラブルを未然に防ぐのが賢明といえます。
Writer: くるまのニュース編集部
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