実は知らない車のオーバーヒート 夏に多いトラブルの対処法とは
意外と知らないクルマのトラブルに「オーバーヒート」があります。オーバーヒート時に、クルマのなかでは何がおきているのでしょうか。
なにが熱くなっているの? 車のオーバーヒート
クルマに関するトラブルのなかには、比較的有名な故障であるにも関わらず、具体的にどういう事象が起きているのかについては、知られていないものもあります。
そのひとつにエンジンの「オーバーヒート」という現象がありますが、エンジンのなかではなにが起きているのでしょうか。
「オーバーヒート」は、クルマのトラブルのなかではよく知られているトラブルです。『勉強のしすぎで頭がオーバーヒートしそうだ』など、比喩表現で用いられることもあります。
クルマがオーバーヒートすると、エンジンが高熱を発し、煙が出るなどの症状が起きますが、なぜこのような状態になってしまうのでしょうか。
ホンダは、オーバーヒートがどういった状態なのかについて、次のように説明します。
「エンジンのなかを流れる冷却水の温度が上がりすぎてしまい、エンジンが正常に働かなくなってしまう現象のことを『オーバーヒート』といいます。
冷却水は沸騰して水蒸気になることもあり、ラジエーターキャップなどから吹き出してしまうこともあります。そのまま走り続けると、エンジントラブルの原因となります」
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オーバーヒートしたときにエンジンから立ち昇る煙は、冷却水の水蒸気だったことがわかりましたが、オーバーヒートする原因とはなんでしょうか。
代表的な原因としては、冷却水が減少することや、すき間から冷却水が漏れてしまうことなどが挙げられます。
エンジンオイルが不足していたり劣化している場合も、オーバーヒートが起こりやすくなるほか、長時間の渋滞などエンジンに高い負荷がかかり続けたときも注意が必要です。
オーバーヒートとは無縁そうな冬季でも、雪などでラジエーター(冷却水の熱を冷ます部品)が塞がれることが、オーバーヒートの原因となる場合があります。
オーバーヒートが起きると、メーター内の水温計の針が高くなり警告灯が点灯するので(警告灯のみのクルマもあり)、速やかにクルマを安全な場所へ停車させなければなりません。
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