人気の「N-BOX」と「スペーシア」買うならどっち? 軽自動車市場をけん引する2台を比較!
高速道路を多用するならN−BOX、街中メインならスペーシア
スペーシアは、直列3気筒ガソリンエンジンにモーターがアシストする、アイドリングストップ装置付きのマイルドハイブリッドを採用しています。今回の比較対象であるHYBRID XグレードのJC08モード燃費は、28.2km/Lです。
一方のN-BOXは、直列3気筒ガソリンエンジンを搭載。アイドリングストップ機能を持ち、JC08モード燃費は27km/Lと、カタログスペック上はスペーシアに劣るものの、この数値をモーターのアシスト無しで実現しています。
安全面において、N-BOXは安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備。2017年度自動車アセスメントの予防安全性能評価において、最高ランクの「ASV++」を獲得し、交通事故防止対策の一環として政府が普及啓発している「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」にも該当しています。
スペーシアは、予防安全技術「スズキ セーフティサポート」を装備し、オプションの全方位モニターを搭載したクルマは「ASV++」を獲得しているほか、「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」にも該当しています。
安全装備は同等といえますが、さらにN-BOXは車間距離を自動制御しながら追従走行できるアダプティブクルーズコントロール、パワーステアリングを制御する車線維持支援システムも採用しており、高速道路などでペダルやステアリングの操作をサポートすることで、ドライバーの疲労を軽減します。
一方、スペーシアにはこれらの装備は設定されていないので、高速道路での移動機会が多い場合には、N-BOXが優位といえるでしょう。
しかし、高速道路を使う機会が少ない場合は、アダプティブクルーズコントロールの魅力は薄れます。街中での短距離の移動が多い場合には、短時間ながらモーターのみで走行可能なスペーシアの燃費が優位な要素となりえます。
N-BOXが高速道路の移動も視野に入れた、クラスを超えた装備を備えるのに対し、スペーシアは軽自動車としての街中での利便性を追求したモデルといえるのではないでしょうか。
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