人気HV車アクアとノート買うならどっち? 使い勝手や乗り心地の違いとは

人気のコンパクトカートヨタ「アクア」と日産「ノート」。両車は、ボディサイズやパワートレインなどさまざまな部分が似ているライバル車です。今回は、日常での取り回しや乗り心地にスポットを当てて、両車の違いを紹介します。

似て非なる存在でも乗り味は異なる?

 ノートe-POWERの特徴は、先に述べたようにホイールを駆動するのはモーターが担当することです。そのため動力性能やアクセル操作に対する反応の仕方は、基本的に電気自動車と同じで、高回転域の速度上昇は鈍いとされますが、通常の走行領域では反応が素早く、加減速もスムーズです。

e-POWER車が好調の日産「ノート」
e-POWER車が好調の日産「ノート」

 また、エコ/Sモードでは、アクセルペダルを戻した際の回生充電が強力で、エンジンブレーキよりも強い減速力が得られるほか、慣れるとアクセルペダルの操作だけで速度調節が可能になります。

 一方のアクアは、俊敏な運動性能が持ち味といえるでしょう。アクアの車重はノートよりも130kgほど軽いので、これは有利に働きます。モーターとエンジン駆動を併用するため、回転の上昇に伴って加速力が鋭くなり、俊敏なハンドリングによるスポーティ運転感覚も味わえ、この動力性能がアクアの魅力です。

 ノートはベース車開発段階では、ボディが極端に重くなるe-POWERの追加を想定していなかったらしく、操舵感はアクアに比べて鈍い印象です。ただし走りのバランスは悪くない仕上げといえます。

 2台ともに燃費を稼ぐために、転がり抵抗の少ない、いわゆる省燃費タイヤを装着しているためか、乗り心地が粗めです。しかし、ノートe-POWERは、重量が重いことが効いて比較的良好な乗り心地が得られています。

 両車それぞれのおすすめグレードは、ノートが先進安全装備の揃った「Xグレード」で価格は207万0360円(JC08モード燃費:34.0km/L)。アクアは、安全装備が充実した中核となるグレード「S Style Black」。価格は204万9840円(JC08モード燃費:37.0km/L)です。

 後席にも人を乗せる機会が多い人やファミリーユースに向いているのがノートで、1名から2名乗車が多く、俊敏なハンドリングで運転を楽しみたい人にはアクアがお勧めといえます。

 なお、2019年後半には、アクアが2世代目にフルモデルチェンジするという噂も出ています。8年という長いモデルスパンだった初代アクアの熟成が進んだ最終型を購入するのも良いアイデアかもしれません。

こんなに違う!アクアvsノートの違いを画像でチェック!(26枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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