「そういえばあったね」 平成に流行し、令和で見なくなった車のグッズ3選
新年号「令和」に入り、約1か月が過ぎようとしています。そこで、平成を振り返り、平成のなかで消えていったクルマの装備を集めてみました。懐かしのあの装備、覚えていますか?
これ、覚えてる?平成のクルマ装備
元号が「平成」から「令和」に代わり、新しい時代がスタートそました。そこで、31年間続いた平成を振り返り、懐かしのクルマ装備を思い出してみようと思います。
今回は、平成に登場して令和が始まるころには見かけなくなったクルマの装備を紹介します。

●CDチェンジャー
平成の時代に登場し、平成のなかで消えていったカーオーディオの主流といえば、CDチェンジャーではないでしょうか。
昭和の終わりとなる1980年代序盤に使用されていた、「FMチューナー内蔵型コンパクトカセットデッキ」で、自分の好きな楽曲をレコードやラジオから自由に録音したオリジナルテープを聞く方式から、CDプレイヤー搭載のカーオーディオに移り変わった時代です。
主にトランクルーム内に設置された大きな箱型のCDチェンジャーに、数枚のお気に入りのCDを入れておき、センターコンソールにあるヘッドユニットで聞きたい曲を選択すると、「カシャン、ウィーン、カシャン」とCDが自動で入れ替わる音がして、選んだ曲を流してくれます。
当時はどのクルマに乗っても、だいたいCDチェンジャーが搭載されていましたが、CDからMD、そしてストリーミングなどへと移り変わり、今では見かけなくなりました。
●ドリームキャッチャー
クルマのルームミラーに下げられ、円形に編まれた蜘蛛の巣のような『ドリームキャッチャー』を覚えていますか。
こちらも、平成まっただなかの2000年ごろに流行したアクセサリーで、若者を中心に多くのクルマの車内で見かけた記憶があると思います。
このドリームキャッチャーは、2000年1月16日から3月26日に放送された木村拓哉さん主演のTVドラマ『ビューティフルライフ』に登場し、大流行。
当時はドラマの真似をして、クルマのルームミラーにかけるのが主流となっていましたが、本来はインディアンに伝わる『お守り』。家のなかやベッドの上に掛けることで、眠っている子供を悪夢から守ってくれる力があると信じられています。
現在では、ほとんど見かけなくなりましたが、車中泊やクルマで仮眠を取ることが多い方には、おススメのアイテムかもしれません。
●HIDライト
ヘッドライトのカスタムで、2000年ごろの主流となっていたHIDライト。少ない消費電力で明るい光量を実現してくれるので、クルマ好きのオーナーは挙ってハロゲンライトをHID化したものです。
また、市販車のハイグレードモデルにはHIDライトがメーカーの標準装備となっているなど、当時はほとんどのクルマにHIDライトが装備されていました。
しかし平成の中盤ごろに、それなりの光量アップが見込める上に取り付けが簡単なLEDライトが登場し、そのシェアは一気にLEDに傾きます。
そして今では、まだまだHID搭載車を見かけはするものの、ライトカスタムの主流はLEDほぼ一色。市販車のハイグレードモデルのライトには、LEDが標準装備となりました。
HIDの取り付けはLEDほど簡単ではないので、「昔、苦労して愛車のランプをHID化したな~」という若かりし頃の思い出を、懐かしむ方も多いのではないでしょうか。
※ ※ ※
平成は、驚くべきスピードで技術が進化した時代でもあったので、いろいろな商品が登場して大流行したと思えば次の新商品の陰に消えていく。そんな移り変わりの激しい時代でもありました。
実はそんなに昔の話ではないはずなのに、「そういえば、あったな」と懐かしく感じるアイテムの数々。それが、平成という時代の特徴といえるのではないでしょうか。
【了】
Writer: くるまのニュース編集部
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