打倒ホンダ勢なるか? 背が高い軽自動車の開発が激化する理由とは
迎え撃つホンダ勢の「Nシリーズ」
各社が新型モデルの軽自動車を投入する2019年。王者ホンダ「N-BOX」には、どのような秘策があるのでしょうか。
最近のホンダ「N-BOX」に対する攻防では、スズキの人気軽自動車「スペーシア」に新たな派生モデルとして、「スペーシア ギア」が2018年12月に発売されています。
これは、アクティブなユーザーに向けた、近年人気のアウトドアユーザーを取り込むクルマとして、発売当時に大きな話題となったほどです。
この「スペーシア ギア」の投入は、ホンダ「N-BOXシリーズ(N-BOX、N-BOX Custom、N-BOX SLASH)」に対抗すべく投入されたといわれていますが、2019年1月以降の販売台数(登録車)でもホンダの「N-BOXシリーズ」には勝てませんでした。
次に、同じくスーパーハイトワゴンのダイハツ「タント」は、さまざまな技術や機能を新規開発・追加搭載することで大きな進化を遂げているといわれ、2019年7月の登場がアナウンスされています。「タント」と「タント カスタム」を設定することは先代と変わりませんが、ホンダ「N-BOX」との争いに注目です。
ここまでは、スーパーハイトワゴンジャンルの話でしたが、ホンダの軽自動車には、ハイトワゴンの「N-WGN」や「N-ONE」も存在します。
前述の通り、ハイトワゴンも重要なジャンルです。そこで、ホンダは新型「N-WGN」を2019年7月18日に登場することを事前にアナウンスし、他社のライバル車に対抗しています。
現時点では、新型「N-WGN」の詳細は出ていませんが、既に公開されているティザーサイトでは先代モデルから大きくデザインが変わった可愛らしい丸目デザインの標準モデルと、メッキグリルがスタイリッシュなカスタム仕様のデザインがお披露目され、ユーザーからは好評のようです。
新型「N-WGN」について、ホンダの販売店スタッフは、次のように話します。
「新型『N-WGN』は、6月7日から先行予約を開始しています。実際に問合せを頂いたお客様からは、デザイン面が好評なほか、荷室の開口部が低くなったことがティザーサイトで公開されていることから、使い勝手に関する話も頂いています。また、ライバル車との違いも気にされている人もいました」
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年々、クルマに対するニーズは変化しています。今までは、大きな枠組みとしてミニバンやコンパクトカー、軽自動車といった形で違いを表していましたが、最近では同じ軽自動車ジャンルのなかでも細分化され、より多様化するユーザーのライフスタイルに合ったモデルが売れるクルマとして生き残るのかもしれません。
【了】
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