なぜ後席サンシェード増えた? 快適装備が軽自動車から波及した理由とは
軽自動車「スペーシア」やマツダの最上級SUV「CX-8」に後席用サンシェードが備わる理由とは
スペーシアに後席用サンシェードが採用された理由について、スズキの販売店スタッフは次のように話します。
「スペーシアは、室内空間の広さや安全装備の充実、乗り降りの良さなどのパッケージの高さが人気です。また、ファミリー層のユーザーが多いことから同乗者の使い勝手に考慮した装備のひとつとして、ロールサンシェードを一部グレードで標準装備しています。
また、アウトドアなどアクティブなユーザーに人気の『スペーシア ギア』では、キャンプなどの際に窓を開けた状態でロールサンシェードを閉めことで、虫などの侵入を抑止できることなどが好評のようです」
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後席用サンシェードが軽自動車から装備化が進んでいくなかで、マツダの最上級SUVモデル「CX-8」にはなぜ採用されたのでしょうか。マツダは次のように話します。
「CX-8は、上質で洗練された空間をイメージしています。そのため、後席の乗員に対しても日射しなどによる不快感を低減させる目的として、リアドアウィンドーサンシェードを採用しています。
また、ユーザーのライフスタイルをサポートする意味でも、『CX-8』はシーンを問わないさまざまなニーズに応えられるように、アクティブなシーンにおいても使える機能として、リアドアウィンドーサンシェードを『XD PROACTIVE』『XD L Package』の2グレードに標準装備しています」
また、トヨタの「アルファード」や「ノア」などのホームページには、「後席の方に快適なひとときを提供します」と説明するなど、利便性のみならず快適性にも適した装備のようです。
そうしたなかで、後席用サンシェードはファミリーユーザーをメインターゲットとした日常的な使い勝手から移動自体を重要視した快適な室内空間という幅広いニーズをカバーする、いまの人気ジャンルの軽自動車、ミニバン、SUVに無くてはならない装備といえるかもしれません。
【了】
北米で販売されている日本車にはもっと以前からありましたね。
トヨタの2010年型シエナにはありましたよ。
海外販売車で先に導入されて、日本国内に後から導入される装備って割とありますよね。
後方車接近警報も北米では2010年にはありましたけど、日本国内ではだいぶ後になってから設定されてましたね。
ロールサンシェードがトール系軽自動車から始まったのは、室内容積に比例したエアコン容量がないからです。
エンジン出力が小さい軽自動車では、ツインエアコンにできません。
サーキュレーターを取り付けた車種があるのが、その証です。
そんな欠点を低コストで済まそうと、ロールサンシェードで誤魔化しているだけです。